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江北の発展目指しソウル市「地域均衡発展特別条例」制定へ

江北の発展目指しソウル市「地域均衡発展特別条例」制定へ

Posted September. 15, 2002 22:43,   

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ソウル市は、江南(カンナム)と江北(カンブク)の格差を解消するため、江北地域の支援を柱とする仮称「地域均衡発展特別条例」の制定を積極的に検討することにした。

ソウル市地域均衡発展推進団は15日「立ち遅れている江北地域の開発と生活環境の改善を制度的に補完するため、早ければ年末まで特別条例を作る方針だ」と発表した。

特別条例には△江北地域への支援と予算の優先配分についての宣言的な意味合いと妥当性性△江北地域の開発に関する年次的な計画作りの公表と確認についての規定△地域の均衡の取れた発展に向けた特別事業の選定などの内容が盛り込まれる見通しだ。

ソウル市のこのような方策は、最近相次いで発表されている政府の各種の不動産投機抑制策と朴昇(パクスン)韓国銀行総裁の「江北開発特別法」作りの主張についで打ち出されたことから注目されている。朴総裁は、最近ある放送局のインタービューで「首都圏の新都市建設よりは特別法を制定してでも 江北地域を大規模に開発することが望ましい」と主張している。

推進団の関係者は「特別条例作りは、清溪(チョンゲ)川の修復をはじめ、 江南と江北の格差を縮める地域均衡発展が民選3期の市政4カ年計画の柱であることを明文化したものだ。過去に江南も区画整理と名門学群の移転などをソウル市が積極的に支援して実現したことを考えると、今回の条例作りには問題がないと思う」と話している。

条例が制定されれば、 江北地域の開発事業がより活発に推進されるものと予想される。

また△開発の拠点地域を中心に成長の基盤が整うように都心−副都心−地域中心−地区中心など、「多角化」構図が現実化し△江南名門高校の分校誘致、自律型私立高校と特殊目的高校の設立など、教育環境の改善が行われ△4大門圏を中心にした祝祭と事業などに対する支援が強化されるものとみられる。

ソウル市は、7月25日、江南江北の均衡発展を担当する「地域均衡発展推進団」を発足させ、市場対策班、地域発展事業班、地域計画班の3つの班を設けた。推進団は10月までに地域均衡発展総合対策をまとめる計画だ。



徐永娥 sya@donga.com