第14回釜山アジア大会(29日〜10月14日)参加44カ国の選手と役員団、合わせて約1万人が泊まる選手村が17日午前、初めて公開された。
公開された施設は、選手の宿所、選手団長の宿所、休憩室、管理室、選手村登録センター、選手村長室など、選手村の運営施設とディスコクラブ、近隣公園、電話局、水泳場などの各種の利便施設などだ。
このうち朝鮮民主主義人民共和国(北朝鮮)の選手184人(男97人、女87人)と役員134人など、役員・選手団の318人が泊まる宿所は114棟。
34坪と41坪の部屋からなるこの棟には、計56の部屋かあって、一つの部屋に5〜7人が泊まる予定だ。
国家オリンピック委員会(NOC)センターが設けられている選手村の中央広場のサンケン(Sun Ken・屋根のない地下空間)のすぐ横に位置しており、外からはよく見えないほど隣の棟に囲まれている。
国技広場を中心に114棟の100メートル後ろには,韓国選手団の宿所である117棟、118棟があり、次期開催国のカタール選手団宿所の116棟も北朝鮮選手団宿所の裏側にある。
選手村運営団は「北朝鮮選手団のための特別な警備や監視はしないつもりだ。アジアオリンピック評議会(OCA)の規定により他国と同じく扱う方針だ」と述べた。
政治・外交・宗教問題で関心を集めている東チモール、アフガニスタン、パキスタン、インドなどは、大規模選手団の宿所をまず決めた後、友好関係によって配置したという。
選手村の食堂は内部の柱がなく防炎ポリエステルで立てられた流線型のエアドームで、一気に3000人の食事ができる。大会期間中使う食べ物の材料だけで米20トン、牛肉22トン、鶏肉35トン、野菜80トン、果物120トン、魚類30トン、パン70万個、牛乳20万個くらいになるとみられる。食事は24時間ビュッフェで行われる予定。
silent@donga.com