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南北選手懐かしい再会、釜山アジア大会練習開始

南北選手懐かしい再会、釜山アジア大会練習開始

Posted September. 24, 2002 22:53,   

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「お姉さんお久しぶり」「あら、へギョンちゃん久しぶり。また会えて嬉しいわ。結婚はしたの。」

第14回釜山アジア大会に参加するため初めて韓国入りした朝鮮民主主義人民共和国(北朝鮮)の選手団が入国2日目の24日、釜山(プサン)と蔚山(ウルサン)、昌原(チャンウォン)などで一斉に練習を始め、南北の選手らが懐かしい再会を果たした。

この日練習をした卓球、体操、射撃、漕艇などの各競技で、南北の選手たちは久しぶりに再会してあいさつを交わすなど、和やかな雰囲気に包まれた。

午前11時から蔚山ドンチョン体育館で体をほぐしていた北朝鮮の女子卓球団は当初10時から2時間練習する予定だったが、交通渋滞で1時間くらい遅れたため、午後1時から練習が予定されていた韓国選手団と短い間ではあったが会えた。

韓国女子国家代表チームの李ユソン監督、ヒョン・ジョンファコーチと女子選手たちは先に来て練習していた北朝鮮代表チームの朴マンイル監督、李ヒョンイルコーチや選手らと嬉しく握手を交わすことで、5月の中国オープン以来4ヶ月ぶりに再会の喜びを分かち合った。

ヒョンコーチは李コーチに近づいて「練習は十分しましたか」とあいさつした後、1991年日本の千葉選手権の時、南北単一チームの女子ダブルスをして金メダルを獲得した李ブンヒの安否を聞いた。これに対して李コーチは「ずいぶん体調がよくなって体育館に毎日来ていた」と近況を伝えた。

しかし、李コーチは「選手村(釜山)と練習場までの距離があまりにも遠くて明日からは弁当を準備するつもりだ」として苦情をもらしたと韓国選手団が伝えた。

昌原では南北の射撃選手らが再会した。選手23人と指導者6人の大規模選手団を派遣した北朝鮮の射撃チームは、午前中、昌原射撃場を見学した。

11年ぶりに現役選手として再会した韓国の女子代表の金ヨンヒ(42)と北朝鮮の李へギョン(33)は楽しい話し合いの時間を過ごした。射撃チームの団長格で来たハン・ドンギュ北朝鮮射撃協会書記長は、昨年ミュンヘン五輪を参観した時、食事を一緒にしたチャン・ジェクァン韓国女子エアーライフルコーチと1年ぶりにあいさつを交わした。

社稷(サジク)体操体育館と練習場ではそれぞれ北朝鮮の男女体操選手らが午前中1時間あまり練習した。李チョルス男子機械体操監督は取材陣に向け「やってみなければ分からないが、野心はあります」と自信を示した。

しかし、彼らは初めての練習ということで緊張したためか、男子代表チームは取材陣の出入りを禁止した状態で練習し、女子チームは初めは写真撮影を許可したが、途中で退場を求めるなど、敏感な様子だった。とくに新しい環境に適応できなかったが、女子選手の金ヨンシルと姜ミョンスク女子コーチがバスで選手村から練習場に移動する途中、車酔いをして薬を飲んだ。

競技場のある洛東江(ナクトンガン)では北朝鮮の漕艇選手らが午前10時練習を終えて帰る韓国選手団と会った。韓国漕艇チームのソン・ビョンロク監督は、去年のアジア選手権大会で初めて会った北朝鮮のチェ・ミョンファン監督とあいさつを交わして互いにいい成績をだそうと話すなど、短い間に和気あいあいの雰囲気となった。

その後北朝鮮の選手らは直ちに現地で借りたボートの組みたて作業をし、韓国漕艇代表チームはスパナーとドライバーなどの工具を貸して組みたて作業を手伝った。



梁鍾久 zangpabo@donga.com yjongk@donga.com