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ポストシーズンの成績は外人投手の活躍次第

ポストシーズンの成績は外人投手の活躍次第

Posted September. 25, 2002 23:19,   

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24日、3試合が行われたプロ野球で、2試合で外人の先発投手の一騎打ちが繰り広げられた。

ポストシーズンに立て続けに2試合で外人の先発投手の一騎打ちが行われるのはまれなこと。従来は、実力不足で「途中で降板」されがちだったからだ。今は、外人投手に対する依存度が大きくなっていることを裏付ける事例だ。

実際、今季の国内プロ野球では、外人投手の活躍が目立っている。起亜(キア)のキーパが、 韓化(ハンファ)の 宋津宇(ソン・ジンウ)と多勝1位タイとなったのをはじめ、多勝トップ10のうち5人が外人。防御率でも三星(サムスン)のエルビラ(2.30)と 起亜のりオス(2.87)が国内の投手を抑えて堂々と1、2位に名を連ねている。

上位圏に入ったチームの共通点も「頼りになる」外人投手を保有しているということだ。先頭チームの三星には、防御率1位で、多勝5位(13勝)の右投手エルビラを保有しており、2位の 起亜は「8色変化球」を駆使するキーパと抑えから先発に転換された後、8試合で7連勝、防御率1.80をマークしたリオスが「車の両輪」になってマウンドで華麗なプレーを見せている。 起亜は、今季挙げた71勝のうち、この二人が41%にあたる29勝を挙げ、二人の外人がいなかったら今年、 起亜の突風もなかっただろうというのが専門家の評価。

この他、バットの沈黙でポストシーズンの進出が難しくなったものの、 斗山(トゥサン)は、今季レスとコールという外人投手の活躍に支えられた。

正規シーズンで威力を発揮した「外人パワー」は、果たしてポストシーズンにまで続くだろうか。 起亜は、早くもキーパとリオスをポストシーズンに出場させる「切り札」として考えている。三星は 林昌龍(イム・チャヨン)とエルビラがそれぞれ1、2先発。

しかし、ポストシーズンには期待はずれの外人が少なくなかったというのが、外人への依存度の高いチームにとってはもう一つの悩みの種となっている。昨年も、正規シーズン後半期だけで10勝4敗、防御率2、47を挙げた三星のガルベスが、韓国シリーズ2試合で6イニングの間、10点も失点してしまった。

ポストシーズンを「番外試合」くらいにしか思わない外人選手と、死活をかける国内選手とは、精神武装面で多くの違いがあるため、これらの外人投手らがポストシーズンでもきちんとした活躍ができるかどうかは未知数だ。



金相洙 ssoo@donga.com