陸・海・空軍から派遣された尉官級の将校らが、釜山(プサン)アジア大会の選手村の各棟ごとに配置され、安全管理に携わっている。彼らは20棟に配置され、一定の兵力を指揮して24時間安全を守っている。ボランティアだけに任せると24時間管理は難しいからだ。
また今回の大会のVIPらを通訳する通訳の大部分も軍から派遣された。警護上の問題を考慮し、身分が確実な軍出身者を配置したわけだ。薬物検査要員と医療陣などにも軍から派遣された人が多い。軍から派遣された人数は600人余りにのぼる。
一方、飛行機から布団(毛布)枕にいたるまで、ばく大な量の物資も軍から借りてきた。
輸送機、バス、トラックをはじめ、布団1万8000枚、まくら1万5000個など計6万5000点。
選手村の運営団は「軍から派遣された兵士と装備を一般要員の賃金と装備で計算すると、数十億ウォンにのぼる。彼らを低れんな費用で活用することで、ばく大な予算が節約できる」と話している。まさに「アジア大会は国防部後援大会」と呼ぶことができる。
李元洪 bluesky@donga.com