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釜山アジア大会開幕 37億のアジア人が一つに 

釜山アジア大会開幕 37億のアジア人が一つに 

Posted September. 29, 2002 22:59,   

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「一つになった南北、一つになったアジア」

37億のアジア人の祭典である第14回アジア大会が、29日午後6時からメイン競技場の釜山(プサン)アシアード競技場で開かれた華やかな開会式で、16日間の熱戦に突入した。

44カ国から約9900人の選手団が参加し、史上最大規模で行われる今大会は、38競技で419個の金メダルをめぐり、来月14日まで激しい競争を繰り広げる。

開会式には2000シドニーオリンピックに続き、2年ぶりに南北選手団が韓半島旗を揚げて同じユニフォームを着て並んで入場し、感動的な場面を演出した。

参加国の中で一番最後に共同入場した南北は、「KOREA」の字を印字した提燈に続いて韓国の黄甫(ファンボ)ソンイル(ハンドボール)選手と北朝鮮の李ジョンヒ(女子サッカー)選手による「南男北女」の共同騎手が先頭に立ち、南北選手らが手に手を携えて入場し「統一アシアード」と「ピース(平和)コリア」への固い思いを全世界にアピールした。

また長年の戦乱による痛みを振るい落として参加したアプガニスタンとパレスチナ、オブザーバーの資格で参加した新生国、東ティモールの選手団も堂々と国旗を掲げて入場し、観衆の熱い拍手を受けた。

6万余りの観衆で埋め尽くされたなかで、パフォーマンスグループ「ナンタ」の公演で幕を上げた開会式は、「オソソイオ(いらっしゃいませ)」という情あふれる釜山方言で選手らを迎え、16日間のメイン競技場である釜山アシアード競技場を灯す聖火が「南北の仲直りがアジアの結束を導く」というテーマで点火された。42カ国で採火して空輸された聖火が、一番先にグラウンドの中央に集められ、白頭(ペクドゥ)山と漢拏(ハルラ)山で採火された火種を合わせて一つになった南北の聖火が加えられ、聖火台に移された。

開会式には金大中(キム・テジュン)大統領をはじめ各党の大統領候補の李会昌(イ・フェチャン)、盧武鉉(ノ・ムヒョン)、鄭夢準(チョン・モンジュン)候補とロゲ国際オリンピック委員会(IOC)会長、アルサバ・アジアオリンピック評議会(OCA)会長、李衍沢(イ・ヨンテク)大韓体育会長らが出席した。



mars@donga.com