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女子サイクルの金ヨンミ、フィアンセに支えられた金メダル

女子サイクルの金ヨンミ、フィアンセに支えられた金メダル

Posted October. 02, 2002 22:33,   

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引退を前にした最後の大会での金メダルだっただけに、喜びはより一層大きい。

サイクルの「しっかり」金ヨンミ(26・三養)、2日、釜山広域市機張郡(キジャングン)イルウォンで開かれたサイクル女子部96.8km個人道路競技で、2時間49分19秒(平均時速34.713km)で決勝ラインを通過した瞬間、彼女は結婚を約束した同年のサイクル国家代表、チョン・デホン(ソウル市庁)選手のことを真っ先に思い浮かべた。98バンコク大会以降、失意に陥っていた彼女を再び自転車に乗るように励ましてくれた人だ。

金ヨンミの金メダルは、当初、関係者たちさえ大きく期待していなかった思いがけない収穫だ。競技序盤に中間グループでペースを調整していた金ヨンミは、40km地点を過ぎてからスパートし先頭グループに入って、とうとう金メダルを獲得した。

サイクルで韓国が獲得した初めての金メダルだ。金ヨンミは、ポイントレースに出場し、もう一度金メダルに挑戦した後に引退する計画だ。

98バンコク大会で、女子選手では唯一のメダル(個人追抜き銅メダル)を取った。昨年の全国体育祭典では5冠王に上るなど、国内第1人者の座を守ってきた。1m54に53kgの小柄だが、強い持久力で終盤のスパートが飛び抜けていると評価された。

金ヨンミは、今年11月10日、大田(テジョン)で4年間付き合ってきたチョン・デホンとウェディングマーチを鳴らす。金ヨンミが今回、金メダルを獲得できるまでには、フィアンセーの励ましと助けが大きな力となった。98バンコク大会で、主種目の個人道路で下位グループに落ちてからスランプに陥っていた金ヨンミを助け起こし再起するまで助け続けた。

決勝ラインを通過しながら両手を上げたまま喜びの涙を流した金ヨンミは、「夢だったアジア大会の金メダルを取ることができて本当にうれしい。バンコク大会で、終盤の競技を走れなかったデホンさんにも、今大会では是非ともメダルを首にかけて欲しい」と言って顔を赤らめた。



田昶 jeon@donga.com