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ブッシュ大統領、イラク攻撃で議会と神経戦

ブッシュ大統領、イラク攻撃で議会と神経戦

Posted October. 02, 2002 22:30,   

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米国の国会とホワイトハウスが、イラクに対する戦争決議案をめぐり神経戦を繰り広げている。

ブッシュ大統領は1日、議会が大統領の戦争遂行権を制約する動きをみせているのに対し「われわれは議会と協議を続けるが、私は私の手をしばる決議案は受け入れたくない」と吐露した。

▲共和党内でも意見の食い違い〓ホワイトハウスが先月19日、ブッシュ大統領に戦争遂行に関する全権を付与する決議案草案を採択した後、民主党の上院指導者であるトーマス・デシュリー議員は「私はいかなる状況でも、大統領に対して戦争を起こせる一方的な権限を与えない」と断言している状態だ。一方、共和党のチャック・ヘーゲル上院議員らは、先月30日、ブッシュ大統領に国際社会の支持を得てイラクを攻撃できるよう軍事同盟を構築することを促した。

民主党のバイドン上院外交委員会委員長と共和党のリチャード・ルーガ上院議員は、イラク攻撃の目標は政権交代ではなく大量破壊兵器の破壊であり、攻撃地域はイラクに限定するという修正決議案を提出した。これに対しホワイトハウスは「修正決議案は、従来の国連安保理決議案よりも後退したものだ」としている。

ブッシュ大統領は1日、下院国際関係委の議員らをホワイトハウスに呼んで決議案の文案を相談した。この会合に出席したハワード・バーマン議員は、両日中に決議案の文案が公開されることを希望するとし、来週にもこれを票決にまわすと明らかにした。

▲「フセイン暗殺を希望」〓ホワイトハウスのアリ・フライシャー報道官は、1日のブリーフィングで「イラクのフセイン大統領が亡命するのに必要な片道チケットや、イラク国民が彼を排除するのに使用する弾丸1発の価格が、戦争費用よりもはるかに少ない」と述べ、米国がフセイン暗殺を望んでいることを示唆した。

彼はこのような突出発言が波紋を起こすや「われわれの政策目標は究極的にイラクの政権交代という意味だ」と説明した。



韓起興 eligius@donga.com