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ソウル市、地下鉄に距離・時間帯料金制導入へ

ソウル市、地下鉄に距離・時間帯料金制導入へ

Posted October. 03, 2002 22:40,   

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ソウル市内の地下鉄料金が、早ければ来年上半期から移動距離と利用時間帯によって差別化される見通しだ。

また、来年下半期からは、市内バスにも距離と時間帯によって差別料金制が導入され、2004年以降にはバスと地下鉄の統合料金制が本格的に運営されるなど、ソウルの公共交通料金体系が全面的に再編される。

李明博(イ・ミョンバク)ソウル市長は、3日「交通需要に応じて伸縮的に対応し、ますます悪化しているバスと地下鉄の経営収支を改善するため、距離・時間帯別の差別料金制度を導入することにした」と明らかにした。

ソウル市は、これとともに大衆交通統合料金制を運営し、地下鉄とバスの利用率を画期的に高める計画だ。

時間帯別差別料金制とは、出退勤時間には基本料金を適用し、昼間には割引料金を、夜間には割増料金を採用するもので、公共交通利用を活性化させるために割り引きと割り増し率を50%まで適用する方向で検討が進められている。

ソウル市は、市政開発研究院に研究報告を発注しているが、来年初めに結果が出れば具体的な距離別料金を決定した後、交通カード、電子認識システム開発などを経て、来年上半期から優先的に地下鉄に距離・時間帯別差別料金制を導入する方針だ。

ソウル市は、第2段階で、市内バス路線が幹線または支線本位に再編される、来年下半期までに市内バスにも同料金制を導入する計画だ。

ソウル市は、米国などの先進国で実施されている差別料金制が導入されれば、事実上バスと地下鉄料金の引き上げ効果をもたらし、バス業者と地下鉄の経営収支改善に大きく貢献するものと期待している。

ソウル市の陰盛稷(ウム・ソンジク)交通管理室長は、「距離・時間帯別差別料金制は、バス専用中央車道制、地下鉄運行の1時間延長、急行電車の導入など、ソウル交通システム改編案とともに推進されている」とし、「地下鉄とバスを乗換える際の割引幅を高めれば市民の負担も軽減し、地下鉄とバス業者の経営にも役立つはずだ」と話した。

ソウル市は、先月11日、地下鉄運行の1時間延長と1駅飛ばし運行、バス路線の幹線—支線体系の改編などを骨組みにした「交通システム改編案」を発表している。



徐永娥 sya@donga.com