野党ハンナラ党の徐清源(ソ・チョンウォン)代表は8日、朝鮮民主主義人民共和国(北朝鮮)への「4億ドル支援疑惑」と関連して、「南北首脳会談の当事者である金大中(キム・デジュン)大統領が、直接国民に真相を一つ一つを明らかにし、直ちに口座追跡を実施しなければならない。現政権が、この事件を適当に隠ぺいし逃れようとすれば、激しい国民の抵抗に直面するだろう」と述べた。
徐代表は、国会の与野党代表演説で、対北朝鮮4億ドル支援疑惑をはじめ△157兆ウォンの公的資金△政経ゆ着△西海(ソヘ)交戦兆発情報の黙殺疑惑△国家機関の政治工作動員——などを「国家綱紀を乱した5大事件」と決めつけ、「金大統領は、次期政権が真の和解と跳躍の時代を切り開いていけるよう任期中の過ちを自ら清算しなければならない」と主張した。
徐代表は、次期政権を担当する場合の主な国政課題として、△歴史上最もクリーンな政府づくり△政治報復と地域感情のない大和合の時代△深刻な不均衡と二極化問題の解決△女性が幸せに暮らせる社会づくり△質の高い教育の保障△真の韓半島平和の基盤づくりーーなどを提示した。
徐代表は、そのために「検察、国家情報院、監査院、国税庁、金融監督院など8大国家機関の政治的中立の保障、高級公職者と選出公職者の腐敗犯罪に対する公訴時效の延長、大統領赦兔権の制限などを推進する」とし、「政治報復は決してないだろう。政治報復と思われるような一切の捜査権の乱用を禁止する」と強調した。
徐代表は、さらに親・養子制(親が再婚した時、義父の姓の受け継ぎを認める制度)の導入と戸主承継順位の改正、就学前の5歳の児童まで無償教育の拡大、2007年までに大学入試政策の完全自由化などを公約した。
鄭然旭 jyw11@donga.com