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株式市場「ブラックサースデー」 590台割れ

株式市場「ブラックサースデー」 590台割れ

Posted October. 10, 2002 22:32,   

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米国、欧州、日本など全世界の株式市場が同時に暴落した「ブラックサースデー」の嵐が、韓国の株式市場や金融市場を根底から揺るがした。

総合株価指数が11カ月ぶりに600台割れとなり、コスダック(KOSDAQ)指数は2日連続過去最安値を更新した。ウォンの対ドルレートは、5カ月ぶりに1ドル1250ウォンとなり(ウォン安)、3年物社債の利回りは再び年率5%に下落するなど、金融市場が激しく揺らいでいる。

政府は、これを受け、11日の経済政策調整会議で株式市場安定策づくりに乗り出す方針だ。、

10日の総合株価指数は、心理的な底値と思われていた600を割り込み、前日より実に35.90ポイント(5.79%)安の584.04で引けた。これは、2001年11月9日(576.75)以来の最安値で、年初来高値だった4月18日(937.61)に比べ37.3%も低いものだ。

コスダック指数も2.09ポイント(4.56%)下落して43.74で取り引きを終え、前日に続き過去最安値を更新した。

三星(サムスン)電子は外国人投資家の売り注文により8.07%下落し27万3500ウォンで引け、昨年12月27日の27万ウォン以来の最安値となった。国民(ククミン)銀行も5.47%下がり、昨年11月合併以来の最安値。代表的な国内需要株のロッテ七星(チルソン)とロッテ製菓、ロッテサムガンなど「ロッテ3社」は一斉にストップ安となった。

同日、日本の日経平均株価は一時8,300円を割り込んだが、下落幅が縮小し前日より99.72ポイント(1.17%)下がって8,439.62で引けた。これは、1983年3月以来19年ぶりの最安値。香港のハンセン指数(1.72%)、台湾の加権指数(0.4%)も下落した。

ニューヨーク株式市場のダウ工業株平均は9日、215.22ポイント(2.8%)下げ7286.27で、ナスダック(NASDAQ)指数も15.12ポイント(1.34%)低い1114.09で取り引きを終えた。

韓国の為替市場では、ウォンの対ドルレートが前日より1ドル当たり11.20ウォン多い1257.80で引け、5月17日(1261.60ウォン)以降のウォン安となった。

債券市場では、3年物社債の利回りが0.08%ポイント低い年率5.94%、3年物国庫債の利回りが0.06%ポイント下落して5.33%だった。

政府は11日、田允迵(チョン・ユンチョル)副首相兼財政経済部長官が出席して経済政策調整会議を開き、△債券で発行した後、一定期間が経てば株式に強制転換される株式転換社債の導入△企業年金制度の来年上半期中の導入△年金基金の株式投資の拡大など、株式市場の安定と関連した制度をできるだけ早く導入する方策を議論する予定だ。