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南男北女の「統一月桂冠」でフィナーレ飾るか アジア大会マラソン

南男北女の「統一月桂冠」でフィナーレ飾るか アジア大会マラソン

Posted October. 11, 2002 23:01,   

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「わが民族の底力を必ず見せつけたいです」

ハム・ボンシルは、今大会での多冠王をあきらめて、マラソンにだけ全力投球することにした。彼女は、先月、開かれたアジア選手権大会で5000mと10000mを席巻し、2冠王を果たした。今大会でも同種目に出場さえすれば、金メダル候補1位だったはずだが、欲張らないことにした。マラソンは人間能力の限界を試す競技。マラソンで優勝し、わが民族の力を振るって見せたいというのがハム・ボンシルの力強い決心だ。

8日、釜山(プサン)に第一歩を踏み出したハム・ボンシルは、早速、翌日から釜山海雲台(ヘウンデ)区の冬椿(トンベク)島の一周道路を走って、現地への適応訓練に入った。コース点検もすでに終えている。

ハム・ボンシルは、99年、世界選手権大会を制覇した「セビヤの英雄」チョン・ソンオクと並んで北朝鮮女子マラソンの二大スターだ。1988年に陸上を始めたベテランで、2000年のシドニーオリンピックのマラソンで2時間27分07秒の好記録で8位になった。また昨年の北京ユニバーシアード大会のハーフマラソンでは1時間15分24秒で金メダルを獲得し、4月の平壌(ピョンヤン)国際マラソン大会では2時間26分22秒で、北朝鮮最高記録を樹立するなど絶頂期を迎えている。

ハム・ボンシルは、日本の小南ひろみ(2時間23分35秒)、韓国の権恩主(2時間26分12秒)などと金メダルを競う。最高記録は彼女たちに及ばないが、最近の恐ろしい上昇の勢いを見る時、優勝の可能性は十分だというのが関係者たちの分析だ。

一方、98年のバンコク大会で女子マラソンの銀メダリスト、金チャンオクもハム・ボンシルとともに金メダルを狙う。