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金泳三政権時、大統領府付属室長の不正暴露は、国民会議の依頼との証言

金泳三政権時、大統領府付属室長の不正暴露は、国民会議の依頼との証言

Posted October. 14, 2002 23:33,   

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金泳三(キム・ヨンサム)前政権時代の、権力にからんだ不正事件として選ばれる「張学魯(チャン・ハクロ)前大統領府第1付属室長の不正」についての暴露が、当時の野党だった国民会議が情報提供者を買収し行われたとの見方が提起され、波紋を広げている。

これは、政界が不正事件をめぐるドタバタの攻防戦を繰り広げながら、情報提供者を金品で買収したり組織的に「事後管理」を行った可能性を示唆するものであることから注目される。

96年3月当時、青瓦台の第1付属室長だった張氏の蓄財と不正を暴露した白(ペク)某氏(44・女)は今月4日「与党民主党が、不正を暴露する見返りに約束した金を渡していない」と民主党と金大中(キム・デジュン)大統領を相手取って、ソウル地方裁判所南部支部に3億ウォンに上る約定金と損害賠償の請求訴訟を起こしたことが、14日分かった。

白氏は訴状で「96年2月に知り合った当時の国民会議(民主党の前身)の呉佶録(オ・ギルロク)総合民願室長が、張氏の秘密を暴露すれば現金1億ウォンと大きなビル内の構内食堂、オリンピック公園内の売店などを提供すると約束したが、99年9月までに現金8000万ウォンしか受け取っていない」と話した。白氏は訴状で、国民会議が96年に暴露のための記者会見の直後、3000万ウォン、同年9月に1000万ウォン、99年6月3000万ウォン、同年9月1000万ウォンを払ったことを公開した。

白氏はまた「今年8月、民主党の車(チャ)某室長が、すでに支給した8000万ウォンのほかに2億2000万ウォンの精神的な被害報償金を渡すと言ったが、受け取れなかった」と話した。

白氏は99年6月、3000万ウォンを受け取った時の領収書と覚書き、そして金品の授受について民主党関係者らと交わした対話内容を収録したテープの写本を証拠として提出した。

これについて、呉前室長は「金の提供を約束したうえで、暴露を行ったという白氏の主張は事実無根」とし「96年の暴露会見以降、白氏が数回にわたって党事務所を訪ねてきて無理に要求してきたために、私費で4000万ウォンを作って渡した」と釈明した。呉前室長は「個人的に金を渡した事実を党に報告したりはしなかった」と付け加えた。

白氏は、張前室長が同居していた女性(金某氏)の実弟の前夫人で、96年2月、張氏の不正と蓄財と関連した情報を民主党に提供した後、同年3月、これを暴露する記者会見をした。



閔東龍 mindy@donga.com