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「MSを探せ」バリ島爆弾テロの容疑者

Posted October. 15, 2002 22:37,   

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国連が、12日インドネシア・バリ島で起きた爆弾テロ事件の実行犯を逮捕するために、世界各国に協力するよう呼びかける決議を全会一致で採択したなか、インドネシア警察がテロ事件の主要容疑者を追跡している。

外信によると、インドネシア警察庁のバクティアル長官は15日「外国のテロ組織とインドネシアの組織との間の連係の可能性を含めて、いくつかの手掛かりを注視している」とし「MSとの頭文字だけが確認されたインドネシア人1人を追跡中」と述べた。

バクティアル長官は、この男の身分証明証がテロ事件が起きたクーター海辺の現場で見つかり、東ジャワ州マルラン島とロムボク島にある、その男の自宅2カ所に捜査官を派遣したが、探すことには失敗したと述べた。インドネシア警察当局は、この男がテロを行う途中死亡したり、行方不明または逃走した可能性、すべてについて捜査しているとされる。

インドネシア国家情報院(BIN)の調べによると、今回の爆弾テロ事件に使われた爆発物は、テロ犯らが頻繁に使用しているプラスチック爆弾の「C4」だった。

スポークスマンによると、今回の事件の背後人物として西欧諸国が注目しているイスラム過激派組織「ジェマア・イスラミア(JI)」の精神的な指導者、アブ・バカル・バシール師が17日、インドネシア警察の捜査に応じるだろうという。インドネシア警察は、以前にもバシール師を取り調べてことがあるが、テロ容疑者としてバシール師を逮捕して欲しいという、周辺諸国の要求を「証拠が不十分」などの理由で拒否していた。

これより先、国連安保理の15カ国は、14日、バリ島爆弾テロ事件について強力な非難姿勢を示し、すべての国家に、テロ実行犯を裁くことに協調するよう促す決議を全会一致で採択した。

一方、ブッシュ米大統領は14日「今回の事件もアルカイダに責任があるものとみなすべきだ」との見方を示した。豪州のハワード首相も「バリ島でのテロ事件の背後に、テロ組織のアルカイダがあるという、法律的かつ直接的証拠はないが、強い疑惑を持っている」と述べた。



朴來正 ecopark@donga.com