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フィリピンで再び爆弾テロ、CIA「東南アジアは危険」

フィリピンで再び爆弾テロ、CIA「東南アジアは危険」

Posted October. 18, 2002 22:48,   

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インドネシアに次いで、フィリピンでもテロと推定される爆発事件が相次ぎ、さらなるテロへの恐怖が東南アジアに広まりつつある。東南アジアがテロの新たな温床になるのではないかという懸念も出されている。

▲フィリピンでまたしもテロ発生〓フィリピン南部サンボアンガ市の中心街で起きた連続爆破事件でおよそ150人の死傷者が出たのに続いて、18日にも首都マニラの郊外の金融街でも爆弾が爆発し、バンなどの車が壊れたほか、事件現場の近くで手りゅう弾が発見されたとフィリピン警察が明らかにした。

人命の被害はなく、前日の事件との関連についても明らかにされていないが、フィリピン外務省は今度の事件が単なる国内問題ではなく、国際テロ組織の犯行とみている。

軍部の関係者は、サンボアンガ爆発事件は、先週末バリ島で発生したナイトクラブ爆弾テロ事件と関連があると17日述べた。同関係者は、今度の爆破事件がバリ島テロ事件の犯人と疑われているイスラム過激派組織、ジェマア・イスラミア(JI)の仕業だと主張した。

インドネシアに本部をおくJIは、9月11日の米多発テロ事件の犯人として知られているオサマ・ビンラディンの「アルカイダ」グループの分派で、東南アジア一帯でテロ活動をしてきたものと推定されている。

▲バリ島爆弾テロ事件の捜査〓インドネシア警察は12日に起きたバリ島爆弾テロ事件と関連して、インドネシア人7人と中東人1人の8人の容疑者を集中的に捜査していると17日に発表した。

警察は同日、アフガニスタンのバグラム米空軍基地で、アルカイダの東南アジア地域の責任者、オマル・アルファルクを取り調べた結果、バリ島爆弾テロと関連した容疑者に関する多様な情報をつかみ、これら8人を召喚して審問することにしたと説明した。また、JIのリーダーであるアブ・バカル・バシール師も召喚したことを明らかにした。

だが、バシール師は最近英BBC放送局とのインタビューで、今回のバリ島爆弾テロは米国の陰謀だとし、米国を非難した。

▲西欧諸国、さらなるテロに備える〓バリ島爆弾テロ事件以後、米国はインドネシア駐在大使館の職員を本国に撤退させることにしたのに引き続き、英国や豪州も近日中に核心要員を除いた大半の職員を帰国させる方針でいる。ドイツとデンマークの外務省もインドネシアに居住している自国民に速やかに帰国することを促した。

デニー米中央情報局(CIA)局長は17日、「今の状況は、同時多発テロ以前の夏のように危険だ」とし、クウェートやインドネシアなどで行われた最近のテロ攻撃は、アルカイダが米国で米国民をねらって再度攻撃する態勢が整っていることを示唆していると述べた。



朴惠胤 parkhyey@donga.com