今年で2回目を迎える光州(クァンジュ)国際映画祭が25日から31日まで光州(チョルラナムド・クァンジュ)で開かれる。
今回の映画祭は、新人監督たちの映画的な冒険を紹介することとともに、映画史に大きい足跡を残した巨匠たちの世界を反すうするところに焦点を合せた。「ヤングシネマ」「マスターディレクター」をはじめ、「韓国映画回顧展」「フランス犯罪映画特別展」「日活のエロ映画傑作選」など全部で11のセクションで20ヵ国あまりの映画220作品が上映される。
巨匠の作品を紹介する「マスターディレクター」のテーマは、1958年ころからフランスに興った新しい映画の傾向「ヌーベルバーグ」の代表走者だった監督のジャン・リュック・ゴダールだ。彼が80年代以降に手がけた映画「右に気をつけろ」「フォエバーモーツァルト」「映画の歴史」などが上映される。李晩煕(イ・マンヒ)監督回顧展として催される「韓国映画回顧展」では「帰路」「魔の階段」「帰らざる海兵隊」などが上映される予定だ。ユセフ・シャヒン監督(エジプト)の「静かに!…撮影中」、マノエル・デ・オリベイラ監督(ポルトガル)の「ポルトでの幼時」などが上映される「ワールドシネマベスト」セクションでも世界的な巨匠の最近作に接することができる。
今年の特色あるセクションは「日活のエロ映画傑作選」。60年代以後、日本の日活スタジオは「ロマンポルノ」と呼ばれたエロ映画を量産してきたが、義務的に情事の場面さえはさみ込めば、あとは全く問題視しなかったため、創意力と意欲に満ちた問題作を輩出する根拠地となってきた。このセクションでは「実録安部貞」「ラブホテル」「一条さゆり——濡れた欲情」などの10作品が上映される。
今回の開幕作には韓国映画「白い部屋」が、閉幕作にはジョージ・クルーニー、スチーブン・ソダバーグが制作したコメデイ映画「ウェルカム・ツ・コリンウッド」が選定された。入場料4000ウォン。www.giff.or.kr
金熹暻 susanna@donga.com