コスダック(韓国店頭株式市場)に登録されている企業の中で一定基準を満たせない企業は即時に締め出され、大株主の責任も重くなるなど登録廃止基準が大きく強化される見通しだ。
コクダック委員会は常時登録廃止制度を11月中にまとめ、来年から施行するという内容を盛り込んだ「コスダック市場安定化対策」を21日に発表した。
同委員会は株価が一定期間基準を割り込んだり、営業中止になったり、事業報告書を提出しないなど基準を守らなかった場合、猶予期間を置かずに、すぐにでも登録を廃止することを決めた。細部基準はまだ決まっていないが、株価が額面価格の30〜50%以下の期間が続けば登録廃止対象に入るものとみられる。
登録廃止にかかる時間を省くため、廃止理由が明確であれば、会社から異議申し立てがてきないようにし、整理売買期間は15日から7日に短くした。
これとともに、優良企業と劣化企業を区分けする方法も検討するとしている。優良銘柄で構成された指数を別に作る可能性が高い。
鄭義東(チョン・ウィドン)コスダック委員長は「投資家が優良企業とそうでない企業を区分けできる方法を検討する予定だ」と明らかにした。
大株主や機関投資家が売買が禁止された期間(保護予受期間)に一定期間の売買禁止を前提に株式を売買する「予約売買」も禁止される。
また、登録企業が大株主と資金取り引きをする場合は、取り引き当日に公示するよう義務づけた。さらに大株主の不公正取り引きによって被害を被った少数株主を保護するために「少数株主保護のための法律支援センター」の設立を進めるとしている。
李恩雨 李完培 libra@donga.com roryrery@donga.com