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米、北朝鮮の核開発放棄求める声明提案へ APECメキシコ会議

米、北朝鮮の核開発放棄求める声明提案へ APECメキシコ会議

Posted October. 23, 2002 22:42,   

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米国は26、27日、メキシコで開かれるアジア太平洋経済協力会議(APEC)首脳会議で、朝鮮民主主義人民共和国(北朝鮮)に核兵器の開発計画を撤回するよう強く求める内容の声明を採択することを提案するものとみられる。

ブッシュ政権の関係者は22日、AFP通信との会見で「米国は北朝鮮の核開発計画を受け入れることができない。これは地域の平和と安定を脅かすもので、撤回されなければならないという内容を盛り込んだ強い声明を出したい」との考えを示した。

ブッシュ米大統領はこの会談で、金大中(キム・デジュン)大統領、小泉純一郎首相との韓日米3国首脳会談、ロシアのプーチン大統領などとの会談を行い、北朝鮮の核開発問題と関連し、国際社会の共同対処策について話し合うものと予想される。

ワシントンの外交消息筋によると、ブッシュ大統領はこれに先立ち、25日、故郷のテキサス州クロフォード牧場で中国の江沢民国家主席と首脳会談を行い、北朝鮮の核開発を中止させるために、中国が外交的な圧力を加えてくれるよう要請する方針を固めた。江主席は22日、シカゴ入りし、4日間にわたる訪米日程に入った。ブッシュ政権は、北朝鮮の核開発が中国にとっても脅威になるとの見方を強調しているが、実際に中国が北朝鮮の核問題に対して北朝鮮にどれだけの影響力を行使できるかについては確信できずにいる

一方、米国防総省のラムズフェルド長官は22日のブリーフィングで、ブッシュ大統領が「悪の枢軸」と定義付けた国のうち、北朝鮮とイラクに対しては異なった対応を講じたいとの立場を繰り返し表明した。

同長官はまた、北朝鮮が寧辺(ヨンビョン)の使用済み燃料棒から核兵器製造用のプルトニウムを抽出する場合、米国の対応は何かを問う質問に対し「原子炉の核物質の封印状態には何の変化もない。そうした可能性が起きる可能性があると推定できる理由がない」と述べた。

また、米国務省のバウチャー報道官はこの日の定例ブリーフィングで、北朝鮮の核開発が、韓国の太陽(包容)政策と日本の北朝鮮との国交正常化交渉についての米国の立場に影響を及ぼしているかどうかを問う質問には「そうでない」と答弁したうえで、太陽政策と関連した米国の立場には変わりがないと述べた。



韓起興 eligius@donga.com