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中小メーカー 財務健全性は改善、生産性は悪化

中小メーカー 財務健全性は改善、生産性は悪化

Posted October. 23, 2002 22:39,   

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通貨危機以降、韓国の中小メーカーの借金は大幅に減って財務健全性は改善したものの、生産性はかえって悪化するなど、明暗が分かれていることが分かった。

産業研究院(KIET)が、全国9万7300社余りの中小企業を対象に調べて23日、発表した報告書によると、5人以上300人未満の中小企業の平均負債比率は、1997年末の305.48%から00年末には192.56%に減少した。さらに自己資本比率は△97年末24.06%△98年末27.47%△99年末32.58%△00年末34.18%へ引き続き高くなっている。

輸出全体に占める中小企業の割合は、98年の31.0%(410億ドル)から01年には42.9%(646億ドル)へと増加した。これに対して大企業の輸出の割合は同期間中68.9%から57.1%へ縮小した。

しかし、中小企業は大企業より技術資本集約的な産業で構造調整のスピードが鈍く、大企業と比べた生産性は改善していなかったり、むしろ悪化していることが分かった。

労働生産性を示す従業員1人当たりの付加価値額は、大企業平均を100とした場合、中小企業は97年38.4から00年35.4へ減少した。付加価値率(付加価値/売上高)も97年の28.94%から00年26.08%に下落した。

技術開発の必要性についての認識が広がって、技術開発に乗り出した会社の数は、97年の6911社から00年には1万748社に増えた。これら企業の売上高に比べた研究開発費(R&D)の割合は、97年1.32%から00年1.37%へ高くなったものの、大企業の平均1.47%を下回っている。

サービス産業の割合が高くなり、「3D業種離れ」が進むにつれ、生産現場の技術労働力の不足率は97年の6.6%から00年10.6%へ増加した。

KIETの梁鍱奉(ヤン・ヒョンボン)中小ベンチャー企業室長は、「通貨危機は財務健全性の改善など、中小企業の構造調整に肯定的に働いた側面もある。これから中小企業に対する資金援助は人材開発と技術力と高める分野に焦点を合わせるべきだ」と述べた。



具滋龍 bonhong@donga.com