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「6時間も身障者の通行止めた警官は謝罪を」人権委員会が勧告

「6時間も身障者の通行止めた警官は謝罪を」人権委員会が勧告

Posted October. 23, 2002 22:48,   

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国家人権委員会(金昌国委員長)は23日、今年4月に大統領府前でワンマンデモを行っていた脳性まひ1級障害者の崔(チェ)某氏(38)の通行を6時間ほど止めた金某氏など2人の警官に対して、崔氏に謝罪することを勧告した。

人権委員会は、合意勧告文のなかで「担当指揮官は過度に職務を執行したことについて謝罪し、今後同様な事態が起こらないよう注意を払うべきだ」と述べた。

これについて崔氏は「今後、民事・刑事上のいかなる異議も提起しない考えだ」と話している。

人権委員会によると、崔氏は今年4月10日、大統領府の外にある歩哨所付近で「大統領府も障害者便宜施設調査に応じろ」と書かれたピケットを持ってワンマンデモを行ったあと、歩哨所前を通って近くの光化門(クァンファムン)地下鉄駅に向かおうとした。ところが警官の金氏などによって同日午後7時から6時間ほど通行を止められたという。

人権委員会は、「崔氏が脳性まひ1級障害者であるうえ、平和的にワンマンデモを行った点などを考慮するとき、警官が主張した『警備上の危害要因』とみるには無理がある」とし、「しかし当時、警官が崔氏を旅館に案内し、料金を支払った行為などが認められ、双方が合意することを勧告した」と明らかにした。



孫曉林 aryssong@donga.com