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前現代証券会長「株価操作で鄭夢準氏をかばった」

前現代証券会長「株価操作で鄭夢準氏をかばった」

Posted October. 27, 2002 22:45,   

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現代(ヒョンデ)電子の株価操作事件で身柄拘束、起訴されたあと、現在、海外に滞在中の李益治(イ・イクチ)前現代証券会長は27日、東京で記者懇談会を開き、大統領選挙の候補として出馬した「国民統合21」の鄭夢準(チョン・モンジュン、現代重工業顧問)議員について、徹底した検証を行うべきだとの考えを示した。

米テキサス州ヒューストンに滞在したあと、日本に立ち寄った李容疑者は、現代電子の株価操作事件について「現代重工業側はあらゆる責任をわたしにしているが、鄭候補は率直になる必要がある」と強調した。

同容疑者は「98年、現代証券会長として在任していた時、現代重工業など系列会社の資金を動員し、現代電子の株価を操作したとの話は、事実と異なる」とした後「資金動員は現代グループ総合企画室のレベルで決定し、系列会社に分配したものだ」と明らかにした。

李容疑者は「現代重工業は、現代電子の有償増資に1800億ウォンを投入していたが、そうした資金は、当時、現代重工業の会長だった鄭候補の決裁なしでは使用できなかった」と指摘した。また、現代重工業株式の買い入れを担当していた当時の朴迵在(パク・チョルジェ)現代証券常務は、鄭候補の大学時代の友だちで、後ほど現代重工業の専務になったと説明した。しかし、同容疑者は、現代重工業が現代電子の株式を直接買い入れた場合、違法や株価操作にあたるのかどうかは「よく判らない」と話した。

同容疑者は、身柄拘束の後、自身が現代重工業の資金を動員したことを認めていたことについて「検察に出頭する当日の朝、鄭周永(チョン・ジュヨン)名誉会長から呼ばれ『夢準に悪いことが起きないように処理して欲しい』と指示されたため」だとし、検察で供述した際に認めていた内容をすべて否認した。

また同容疑者は「鄭候補は秘書を殴打するなど性格にも問題があると聞いている」とし、鄭候補に対する徹底した検証が必要とされるとの見方を強調した。

同容疑者は、国策銀行の産業(サンオッブ)銀行が現代商船に4000億ウォンを支援したとされる説については「知っていることがない」とし「当時、現代商船は対北朝鮮事業が計画通り進まず、非常に難しい状況にあった」と話した。

これについて鄭議員は「言及する価値さえない」と述べた。鄭議員陣営の洪潤五(ホン・ユンオ)公報特別補佐役は「3年前も、野党ハンナラ党の李会昌(イ・フェチャン)候補が、現代グループの株価操作事件と関連し、現代グループの故鄭周永名誉会長、鄭夢九(チョン・モング)現代自動車会長、鄭議員など鄭氏一家の責任だと2度も取り上げたことがあり、訴訟を検討したことがある」と話した。

同特別補佐役は「李益治氏がなぜ大統領選挙を控えた時点に、李候補が以前取り上げていた話を再び持ち出したのか、その真意が疑わしい。何か政治的な意図があるのがではないかと思われる」と付け加えた。



李英伊 李承憲 yes202@donga.com ddr@donga.com