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ワールドシリーズ エンジェルスが初優勝

ワールドシリーズ エンジェルスが初優勝

Posted October. 28, 2002 22:35,   

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米大リーグ、アナハイム・エンジェルスの象徴である天使の頭飾りに、赤いユニホームを着て、棒風船の応援を繰り広げた約4万4000人のホーム観衆にとって、ワールドシリーズ最終の第7戦は、優勝を確認する手順に過ぎなかった。

28日、トマス・エジソンフィールド。前日の第6戦で、5点差を巻き返し奇跡のような逆転勝ちを果たしたアナハイムは、「ボンズ株式会社」と呼ばれるサンフランシスコ・ジャイアンツを相手に再び4−1で逆転勝ちし、「第7戦はホームチームが勝つ」という不文律を再確認した。

アナハイムは2回表1点を先に与えたが、攻守交代後、スコット・スピージオのフォアーボールに続き、ベンジー・モリナーの左中間を抜ける二塁打ですぐに同点に追いついた。また、3回裏には先頭のデイビッド・エクスタインとダーリン・アースタッドの連続安打に続き、チーム・サーモンがデッドボールで出塁してできた無死満塁のチャンスで、ギャレット・アンダーソンが走者を一掃する3打点2塁打を放ち、一気に4—1で試合を裏返した。その後は、一瞬の油断もない張り詰めた投手戦となった。

アナハイムは対戦成績を4勝3敗とし、1961年にチームを創立して以来、42シーズンぶりに初優勝の感激を味わった。アナハイムはまた、ワールドシリーズ4試合を全て逆転勝ちで飾り、今年のポストシーズンで3度ともに、第1戦を負けて逆転優勝するという珍しい記録を作った。

新人としてはメジャーリーグ史上8人目に、最終戦選抜の重責を任されたアナハイムのジョーン・ラッキーは、5イニングを4安打1失点で封じ込め、1909年のベイブ・アダムス以来、93年ぶりに第7戦で勝利した新人投手となった。

最優秀選手(MVP)は、第6戦の逆転2塁打をはじめ、ワールドシリーズだけで3本のホームランを放ったトロイ・グラースが選ばれた。一方、第6戦までに4本のホームランを放つなど、打率0.471の猛打を振るったバリー・ボンズは、デビュー後17シーズンぶりに初出場したワールドシリーズで脇役に満足するしかなかった。

また、サンフランシスコは、ニューヨーク・ジャイアンツ時代の54年以来、48年ぶりに夢見た頂上復帰への希望を、次回に見送った。



張桓壽 zangpabo@donga.com