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「再建築不可」銀馬マンションめぐる悲喜こもごも

「再建築不可」銀馬マンションめぐる悲喜こもごも

Posted October. 30, 2002 23:04,   

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29日、再建築不可の判定が出てから、ソウル江南区大峙洞(カンナムク・テチドン)の銀馬(ウンマ)マンション住民の反応は相反している。住民の悲喜こもごもは置かれた立場によってさまざまである。

10年以上、居住してきた入居者は「上がった時に売り払わなかったことが悔しい」との反応を見せている。一方、急騰していた今年上半期に高値で入居してきた住民は「承認不可で金額を上乗せして入居したのに水の泡となった」と苦しがっている。

専門投資家の間でも「プロ」と「アマ」の立場もまったく異なる状況だ。「プロ」は、すでに利益を出してから移った人もいれば、「いつかは許可が降りるだろう」とあまり焦らない人もいる。その反面、承認後の価格上昇の期待感を捨て切れなかった「アマ」は「大きな損をした」と悔しがっている。

今年の夏、4億ウォンで購入した韓(ハン)某さん(43)は「もともと銀馬アパートに住んでいたが、去年の半ば、3億2000万ウォンで処分した後、再び借金をして入居してきた。承認不可によって、なんと1億ウォン余りを損した」と話した。

最も大きな被害を被った人々は、短期利益を狙った「アマ」投資家。3年前から3軒を購入し、賃貸した李某さん(63)は「再建築すると、大儲けすると考えたのに損だけしてしまった。もう急落していると思うと、売却もできなくなった」とため息をもらした。

今年初め、2軒のマンションを購入したチャン某さん(47・女性)も「5億ウォンに上昇していた5、6月に売却しようとしたが、10億ウォンまで跳ね上がると噂されて、売却しなかった」ことを後悔していた。悔しい思いは周辺の不動産屋も同様である。M不動産は「承認後には期待感に支えられ多くの売買が行われると見込んでいる」「これから相当期間商売ができないだろう」と話した。

しかし、大歓迎する人々もいる。 いわば「カルセ」(実際の所有者の代わりに再建築承認後一定期間まで、居住することにした入居者)と周辺商店街の人々は喜んでいる。

商店街のヤン某さんは「銀馬アパートのような大型団地が再建築承認を受けることになると、工事が終わるまでの5〜6年間、この地域の商店街は店をたたむことになる。

改正された都市住居環境整備法が来年施行されれば、10年以上はこのまま維持できるため、本当にうれしいニュースだ」と話した。ヤンさんは「周辺で看板を替えるところが増えている。これまで再建築のことがあって、施設投資を見送ってきたのを今行っているもようだ」と話した。

再建築承認後、1年間だけ住むことで契約を結んだ安(アン)某さん(42)は「私たちのような『カルセ』としては、安い価格で永くここで住むことができて幸いだ」と話した。



金晟圭 sys1201@donga.com kimsk@donga.com