三星(サムスン)電子とハイニックスなど韓国内の半導体企業がDDR(Double Data Rate)D−RAMの固定取り引き価格を10%以上引き上げる方針を固めた。
3日、同業界によると、三星電子とハイニックスは最近、アジア現物市場でD−RAMの主力製品である、256メガDDR D−RAMの価格が上昇し続けていることを受けて、大型の取引先との固定取り引き価格を、10%以上引き上げる方策を進めることを決めた。
D−RAM分野で世界トップの座を固守している三星電子は、世界的に半導体の需要が超過している現象に支えられて、こうした引き上げを進めるのに大きな難点はないものと予想している。D−RAMの生産量全体のなかでDDRの比重が45%を占めるハイニックスも、固定取り引きの価格が現物価格より1ドル近く安いために、価格交渉がやさしいものとみて、二桁以上の引き上げを積極的に進める計画だ。
これによって、10月末現在、平均7.9ドル台の固定取り引き価格は、年初以降初めて8ドル台を回復する見通しとなった。D−RAMエクスチェンジによると、1日、アジア現物市場の256メガDDRD−RAMの価格は、1個当たり平均8.80ドルで、年中の最高値を更新している。
一方、台湾のナンヤテクノロジーも、DDRD−RAMの価格を10%以上引き上げるものと伝えられた。
金泰韓 freewill@donga.com