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「暴行黙認」確認されれば主任検事の逮捕状請求へ

「暴行黙認」確認されれば主任検事の逮捕状請求へ

Posted November. 04, 2002 22:55,   

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ソウル地検の「容疑者死亡事件」を捜査している最高検察庁監察部(朴泰淙検事長)は4日、事件の主任検事である洪景嶺(ホン・ギョンリョン)検事を3度目に呼んで、検察の捜査官らが殺人事件のチョ・チョンフン容疑者に暴行を加えた当時、現場でこれを黙認したり指示したのかについて取り調べた。

検察は、洪検事が捜査官らの暴行を目撃しながらも、これを黙認した事実が確認され次第、暴行致死の容疑で早ければ5日ごろ逮捕状を請求する方針を固めたものとされる。

検察はまた、チョ容疑者が死亡した先月26日午前11時ごろ、ソウル地検11階の特別調査室に参考者として連行され、1時間ほど捜査を受けた朴某容疑者が、最近、最高検察庁で供述した内容が「信ぴょう性が高い」と判断し、チョ容疑者が死亡した当時の状況について再調査を行っている。

朴容疑者は「前の部屋からチョ容疑者を起こす声が聞こえていて、チョ容疑者が『息が切れそうだ』と話すと、捜査官が『弱気になるな』と話した。続いて『がたんがたん』『ぶすっ』という音が聞こえた後『息が止まっているようだ。人工呼吸をしてみろ』という声が聞こえた」と供述したとされる。

検察は今週中に捜査結果を発表した後、法務部とともに検察の捜査・指揮ラインに対する懲戒措置を取るための手続きに着手する方針だ。

一方、人権委員会も調査に乗り出している。国家人権委員会は2日、ソウル拘置所でこの事件の関係容疑者4人を対象に病院で診断を行ったところ、これら全員の体に打撲傷のこん跡があることが確認できた。

診断書によると、全治2週間の診断を受けた鄭(チョン)某容疑者は、両方の肩と胸、太ももなどから20カ所にのぼるあざが観察されていて、権(クォン)某容疑者もやはり、左肩周辺に1.5×1センチの大きさのあざがあるうえ、両手首には擦過傷による傷あとができており、左方の腰の痛みを訴えていた。

また全治1週間の診断を受けた朴某容疑者の場合、左側のひざに、あざとともにかすり傷による1×2センチの大きさの傷あとができており、両手首にもかすり傷のあとが、張(チャン)某容疑者は左側の太ももに1×2センチの大きさのあざがあることが分かった。



丁偉用 孫曉林 viyonz@donga.com aryssong@donga.com