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修学能力試験 平均点数が10〜20点上昇する見込み

修学能力試験 平均点数が10〜20点上昇する見込み

Posted November. 06, 2002 23:04,   

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6日、行われた2003学年度の大学修学能力試験が、言語領域を除いては、概してやさしく出題されたことによって、修学能力の平均成績が、前年に比べて10〜20点以上上昇するものとみられる。

これによって、今年の修学能力試験は、平均点数が大幅に下落していた昨年とは異なり、中位または上位グループが多くなることから、選別が容易でなくなり、高校の進学指導もむずかしくなるものとみられる。

修学能力試験出題委員会の趙升済(チョ・スンジェ、ソウル大教授)委員長は6日、記者会見し「昨年、難易度が高く議論を呼び起こしていた言語と数理の領域を、少しやさしく出題したが、残りの領域は似たようなレベルにした」とし「全般的に成績が上がるだろう」と話した。

しかし、言語領域は、出題委員会の発表とは異なり「説明が長く、なじまないものだった」とする受験生らの反応が多く、塾などの予測もそれぞれ異なっていることから、言語点数での個人差が大きく広がるものと予想されている。

昨年、むずかしかった数理は、難易度が平易な方で、とくに共通問題がやさしく出題され、2〜3点から10点は上がるものとみられる。また社会探求と科学探求も、比較的無難に出題されており、外国語(英語)は昨年と似たようなレベルだったという。

塾などは5つの領域を合わせた場合、受験生の平均点数は、昨年より少なくとも10点、多い場合は20点ぐらい上がるだろうとの見通しを示した。受験専門家らは「全般的に点数が上昇し、とくに中位と上位グループが多くなることによって、進学指導がむずかしくなった。最後まで志願学科を決められない深刻な状況が予想される」と述べた。

今年の修学能力試験には、67万5922人が志願していたが、2万531人が欠席し、欠席率は3.04%となった。

一方、韓国教育課程評価院は6日、ソウル京畿(キョンギ)地域の受験生4万人の解答紙に対し標本採点を行っており、7日午後、全国の平均、領域別、系列別の平均などを発表する予定だ。

また塾なども、受験生を対象に行った自主的な採点結果と、評価院の採点結果を見て、8日中には進学指導のための資料を発表する予定で、受験生はこれにもとづいて受験戦略を講じればいいものとみられる。



inchul@donga.com