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ブッシュ大統領、イラクに「最大戦力の使用」警告

ブッシュ大統領、イラクに「最大戦力の使用」警告

Posted November. 12, 2002 23:03,   

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イラク国民議会の外交委員会が11日(現地時間)、フセイン大統領に「国連の大量破壊兵器査察決議を拒否するように」勧告したことを受け、米国はさっそく「軍事行動を取ることもありえる」として威かくした。

ブッシュ米大統領は同日、ホワイトハウスで開かれた在郷軍人招待レセプションで「必要ならば、イラクに対して最大の兵力と戦力を使う。フセイン大統領が全面的な武装解除を行わなければ、米国が同盟軍を率いて武装解除させる」と述べた。

ライス国家安全保障補佐官は、米公営ラジオ放送(NPR)に出演して、「イラク議会には決議を受諾したり、拒否する権限がない。フセイン大統領だけが(決議を)受け入れるかどうかを決定できる」と述べ、イラク議会の「決議拒否勧告」の意味を説明した。

イラク議会(延べ250席)は、12日中に決議受け入れについて表決に入り、その結果をフセイン大統領が率いる最高政策決定機関の革命指揮委員会(RCC)に提出する予定だ。

一方、ラムズフェルド米国防長官は11日、国際企業家との集いで「イラクとの戦争で米軍兵士が相次いで命を失った場合、米国が果たして耐え切れるのか」という質問に対し、「米軍がフセイン政権を必ず倒すことについて、いかなる疑問も存在しない」と重ねて強調した。

また「イラクが決議案を受け入れて査察が行われても、大量破壊兵器製造の証拠を探すのは困難だろう。イラクが大量の兵器を埋蔵したうえで、過去の兵器開発計画を査察団にもらした人々をみんな殺したためだ」と説明した。

一方、世界の反戦医師の会、「戦争予防のための医師協会(MAPW)」は12日、イラクで在来式の戦争がぼっ発すれば、50万人が死亡し、核戦争がぼっ発すれば、400万人が死亡すると、豪州議会で公開した。MAPWは米軍をはじめ、同盟軍も最大500人が戦死すると予想した。



權基太 kkt@donga.com