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プロ野球・現代の朴キョンワン、FA市場最大の大物

プロ野球・現代の朴キョンワン、FA市場最大の大物

Posted November. 15, 2002 22:52,   

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フリーエージェント(FA)市場が開かれた。

韓国野球委員会(KBO)は15日、チームを自由に選んで契約できるFA権選手に、朴キョンワン(現代)ら15人を公示した。このうちLGの李グァンウ、韓火(ハンファ)の韓(ハン)ヨンドクら7人は、昨年からすでにFA資格を維持している選手で、残りの8人が今シーズンを終わったことで、新たにFAを取得した。

この8人のうち最も関心を集めている「大物」は現代(ヒョンデ)の捕手、朴キョンワン(30)。2000年、現代を韓国シリーズ優勝に導いた朴キョンワンは、同年40本塁打を放ち、ペナントレースの最優秀選手(MVP)にも選ばれた。

今年は、打率0.203で19本塁打、42打点と振るわなかったが、老練な投手リードと強力な肩、一発の長打力を備え、どのチームでも充分に欲しがる選手だ。サンバンウル選手時代の師匠であるSKのチョ・ボムヒョン新監督が彼を獲得リストに挙げているが、SKの安(アン)ヨンテ球団社長は「獲得の意思はない」と消極的な反応を示している。

朴キョンワンが所属チームの現代との交渉が決裂したあと、FA市場に出る場合、今年、三星(サムスン)のヤン・ジュンヒョクが取り付けた4年間23億2000万ウォン(契約金10億ウォン、年俸3億3000万ウォン)の歴代FAの最高報酬記録を塗り替えるものとみられる。

現代のチョン・ジェホ団長は、「とりあえず、球団としては朴キョンワンを抱えこむというのが基本方針だ。金額でのずれが大きいければ仕方ないけど、お互いに意見を調整すればできると思う」と語った。

朴キョンワンを除いては注目すべきスターが見当たらない。斗山(トゥサン)の安ギョンファンとLGの李ジョンヨルは、安定した内野手ではあるが、「破壊力」のある選手ではないし、ロッテの「リトルタンク」朴ジョンテは衰えている。

FA権を行使できる選手のうち、ロッテのヨム・ジョンソクと外野手の金ウングク、起亜(キア)の呉(オ)ボンオクは、すでに所属チームと契約した。昨年、FA市場が冷え込んだことを考慮すれば、今年は所属チームとの再契約が増えるものと見込まれている。

FAは22日までKBOに承認を申請したあと、14日以内に現在の所属チームと優先的に交渉し、そこで契約が成立しなければ残りの7チームと自由に交渉できる。



金相洙 ssoo@donga.com