韓国Kリーグの城南一和(ソンナムイルファ)が、プロサッカー正規リーグ2連覇と全冠王という「2頭のうさぎ」をものにした。
城南は17日、浦項(ポハン)サッカー専用球場で行われた2002プロサッカー三星(サムスン)パブKリーグで、イリネ、サッシャ、金相植(キム・サンシク)が連続ゴールを決め、浦項スチーラスに4—1で大勝した。
これで城南は、今季通算成績を14勝7分け6敗(勝ち点49)とし、蔚山現代(ウルサン・ヒョンデ)の終盤の追い込みを振りきって、昨年の優勝に続き、正規リーグ2連覇に成功した。93、94、95年の正規リーグ3連覇に続き、プロ最多である通算5度目の優勝。城南は2002スーパーカップと2002アディダスカップに続き、正規リーグまでプロサッカーの3大タイトルを席巻した。
城南は前半18分、金大儀(キム・デウィ)がペナルティー・エリアの左でシュートしたボールを、相手チームGKの金秉址(キム・ビョンジ)が跳ね返すと、ゴールに駆け込んでいたイリネが当てて先制ゴールを決めた。後半は6分にサッシャのゴールを皮切りに3分間に3ゴールを放ち、勝負を決めた。イリネは2ゴール、1アシストで勝利の殊勲選手になった。
蔚山はホームで柳想鉄(ユ・サンチョル)が4得点し、釜山(プサン)アイコンズを4—2で負かした。蔚山は同日、なんとしてでも釜山を下し、城南の試合結果を見届けるつもりだったが、城南が浦項を負かしたため優勝は惜しくもならなかった。しかし蔚山は、チーム最多連勝の8連勝を上げ、勝ち点を47とし、2位でシーズンを締めくくった。先月、Kリーグに復帰した「ワールドカップスター」柳想鉄は、8試合で9得点の威力を見せつけ、得点ランキング3位に立った。
得点王には、同日、1ゴールを追加した外国人選手、ブラジルのエドミルソン(全北現代モータース)が14ゴールを記録し、禹成用(ウ・ソンヨン、13ゴール、釜山)を抜いて王座に立った。アシスト王は李天秀(イ・チョンス、蔚山)と金大儀(城南)が9本で並んだが、出場回数の少ない李天秀が獲得した。
梁鍾久 yjongk@donga.com