新種「ラブホテル」がソウル江南(カンナム)の住宅街と商店街の間で雨後のたけのこのように登場している。
これらのラブホテルは、名前が「○○ビレッジ」、「××サイバーテル」、「ギャラリーホテル」、「アートホテル」、「マルチメディアテル」などとなっていて、名前だけだと何をする所なのか理解しにくいのが特徴。
これらのホテルは、客室内部にパソコン、ビデオ、ゲーム施設まで整備していて、青少年を誘惑しているという声も出ている。警察は一部の「ラブホテル」が援助交際をする青少年を出入りさせていたことが明らかになったと発表した。
▲新ラブホテル村〓ソウル江南区駅三(カンナムグ・ヨクサム)駅後方に最近できた「C」ホテルは、マンションとわずか8mしか離れていない。
このホテルは、刺激的な女性の写真と共に「携帯電話出張マッサージ」を広報する恥ずかしいビラをマンション周辺にまいている。マンションの住民チョン(47・主婦)某氏は「子どもたちが通学する時に道端にこのようなビラあって、大変心配だ」と話した。
江南区駅三駅からテヘラン路の半径300mには、今年6月以後、旅館10カ所が大々的なリモデルリングとリノベーションを行い、新築のホテルも6棟登場した。
ソウル松坡区芳荑洞(ソンパグ・パンイドン)オリンピック公園前も「ラブホテル村」と変わっている。
大規模のマンション団地の向かい側に並んでいるこれら「ラブホテル」は、あたかもカフェのようにガラスと現代式鉄材などで外観を装っていて、従来の「ラブホテル」とは全く異なった雰囲気だ。
松坡区庁によると、芳荑洞で2000年、2001年の2年間に新築されたホテルは3棟だったが、今年は4月から10月までに10軒のホテルが新築された。
ソウル瑞草区方背洞(ソチョグ・バンベドン)の旅館通りにも、10棟の新築、改築ホテルが登場した。瑞草洞の「芸術の殿堂」前の路地も、20棟の旅館が「新ラブホテル」に改築されている。
▲PCルームの客まで誘致〓あるラブホテル専門インテリア会社は「30の客室をそろえた方背洞旅館の場合、3億ウォンを投資し、収益が最高4倍まで上昇した。徹底した貸室営業であるうえ、ビデオ店とPCルームの役割も兼ねていて、昼の客が増えた」と話した。
駅三洞のMホテルには、「チャット、オンラインゲーム、ホームシアターを一カ所で」というプラカードが掲げられている。特室には、DVD、カラオケ機器、コンピューター、ベッド、高級洗面器と寝具、2人用の浴槽、スチームサウナ、大型フラットテレビなどが整備されている。
ホテルの貸室料金は3時間で4万〜9万ウォンだが、平日にも午後8時以後は空き部屋がない程だ。
▲取り締まりの死角地帯〓変形されたラブホテルが建てられているが、江南区庁は実態さえ把握できていない。
江南区庁の朴ホンギ公衆衛生係長は「99年に食品衛生法が改正され、宿泊業者の営業が許可制から登録制に変わり、実体把握が困難だ。法規が変わるまでは、以前のように課徴金を課すこともできないため、事実上『取り締まりの死角地帯』になっている」と話した。
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