許(ホ)ソクホ(29・イドンスファッション)が、2002日本プロゴルフツアーのダンロップ・フェニックス(賞金総額2億円)の初日に5位タイでさわやかなスタートを切った。
21日、宮崎県のフェニックスCC(パー71・6917ヤード)で行われた第1ラウンド。許ソクは、バーディー6つとボギー2つで4アンダー67打とし、セルヒオ・ガルシア(スペイン)と並んで5位となった。
時折雨が降るなかでスタートホールの10番ホール(パー4)でボギーになった許は、11番ホールで初バーディー、13番ホールで2度目のバーディを取った。
その後パーセーブ行進を続けた許は、18番ホール(パー5)で2度目のショットが行事用テントの後ろに落ち危機を迎えた。3度目のショットがまたバンカーに入ったが、パーセーブで危機を逃れた許は、後半、バーディー4つとボギー1つでスコアを伸ばし、上位グループの成績で第2ラウンドに進出した。
今シーズン、日本ツアーで1勝を上げている許は、来月中旬に開かれる国家対抗戦ワールドゴルフ・チャンピオンシップシリーズの最後の大会である2002ワールドカップに崔京周(チェ・ギョンジュ)とチームを組んで韓国代表として出場する予定だ。
金鍾徳(キム・ジョンドク、41、リビングトイ)も同日、右腕筋肉の負傷にもかかわらず10位タイ(3アンダー・68打)で善戦した。
ダレン・クラーク(北アイルランド)が7アンダー64打で単独首位に立ち、関心を集めた「ゴルフ皇帝」タイガー・ウッズ(米国)はドライバーショットとパットの乱調でバーディーとボギーを4つずつ交わして32位(イーブンパー)にとどまった。
崔京周もひどいパットの乱調(パット数計35個)で43位タイ(1オーバー72打)で第1ラウンドを回った。崔京周は、同日、ドライバーショットとアイアンショットは無難だったが、グリーンスピードの適応に失敗し7回以上もバーディーチャンスを逃した。
崔京周はラウンドを終えたあと「2週間休んだのが影響してパット感覚を維持するのに障害になったみたいだ。ショット感覚と調子は良いので、第2ラウンドを見守ってほしい」と自信感を示した。
安永植 ysahn@donga.com