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延世大学、アジア太平洋財団引き受けで学内討論会

延世大学、アジア太平洋財団引き受けで学内討論会

Posted December. 02, 2002 22:43,   

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2日午後、延世(ヨンセ)大学の延禧(ヨンヒ)館国際会議室で、今年10月、延世大学のアジア太平洋財団(亜太財団)の引き受け発表以来、初めて「延世大学アジア太平洋財団の引き受け問題」というテーマで教授討論会が公開で行われた。

この日の討論は、亜太財団引き受けの学術的価値は認められるものの、寄贈手続きと交渉過程が全く公開されなかったうえ、延世大が目指すイメージを考慮していなかったという指摘が多かった。

提案者になった哲学科の朴淳英(パク・スンヨン)教授は、「大統領統治史料が持つ歴史的学術的価値と、21世紀の延世大のビジョンを育てられる大統領学の発展という側面では肯定的だ。ただ『腐敗と不正の温床というイメージがある亜太財団の何が重要で引き受けたのか』という指摘が出されかねない」と語った。

社会学科の金皓起(キム・ホギ)教授は、「率直に言えば、マスコミに発表された内容のほかは、何も分からないほど、学内外の構成員の考えがまったく反映されていない。学内の教授たちで構成された『アジア太平洋財団引き受け委員会(仮称)』を設立し、引き受けについて内部意見をまとめるのが必要だ」と語った。

実務交渉を担当する李栄善(イ・ヨンソン)国際学大学院院長は、「学術的な価値がある問題を政治的に判断しようとするのは無理がある。これは学校がなすべき事だ」と語った。

これについて、同日の討論を主催した政治外交学の李信行(イ・シンヘン)教授は、「亜太財団の引き受けが機能的に正しいかどうかという近視眼的な判断よりは、延世大の長期的ビジョンとイメージにふさわしい選択なのかを模索しなければならない」と指摘した。



閔東龍 mindy@donga.com