「米軍装甲車による2女子中学生死亡事件」に対する米軍の無罪判決に抗議する「ろうそくデモ」と集会が相次ぎ、これに参加する年齢層が壮年層と青少年層にまで拡大している。
家族や恋人同士でろうそくを持って、デモ隊と離れて2、3人ずつ街を散歩し、抗議の意を伝える新しい形態のデモも登場している。
また社団法人文人協会は6日、ソウル大学路(テハンロ)で、「ヒョスン、ミソン追慕詩朗読会」を開くなど抗議デモが多様な形態で広がっている。
▲米国に出発したろうそくデモ〓2日(現地時間)米国に到着したホン・クンス、ハン・サンリョル牧師ら「汎国民対策委員会訪米闘争団」の7人は、3日から活動を開始する。彼らは世界各国の外交官が集中した米国ニューヨークの国連本部とニューヨーク中心街のタイムズスクエアで「米軍装甲車女子中学生死亡事件」に対する米軍の無罪判決に抗議するデモを繰り広げる計画だ。
訪米闘争団とニューヨーク後援会は、夕方には、国際行動センターで、韓国人2世を対象にフォーラムを開き、彼らに女子中学生死亡事件とこれについての韓国の状況を説明した後、討論を行う予定だ。
訪米闘争団は、続いて5日からワシントンDCのホワイトハウス前でブッシュ米大統領の謝罪を要求する集会を行い、7日には韓米駐留軍地位協定(SOFA)の改正などを要求する韓国人の抗議署名用紙と抗議の手紙を米政府に伝える計画だ。
▲拡大される韓国での集会とデモ〓天主教正義実現全国司祭団は2日から毎日午後3時、ソウル鍾路区世宗路(チョンログ・セジョンノ)の市民公園(政府総合庁舎の向い側)で、「米軍悔改要求のための平和断食祈り会」を開く。金美和(キム・ミファ)、チョン・ユソン、尹道賢(ユン・ドヒョン)、アン・チファンク、ライングナット(歌手)ら芸能人は3日午前11時、米大使館そばの韓国通信本社前で抗議の記者会見を開く。汎国民対策委は、毎日午後6時、光化門(クァンファムン)一帯でろうそくデモを続けることにした。
汎国民対策委のインターネット自由掲示板には、2日現在、米軍兵士の無罪判決に抗議する内容が2万3000与件あがっている。コミュニティサイトのダウム・カフェの掲示板には2日現在、約14万件の関連内容が掲載された。これと関連し、サイバーデモのための「サイバー対策委」が、早ければ今週中に発足すると発表された。
金晟圭 kimsk@donga.com konihong@donga.com