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ハンナラ党、盗聴資料第3回公開で腐心

Posted December. 02, 2002 22:08,   

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国家情報院の盗聴資料を2回にわたって公開した野党ハンナラ党は、盗聴資料の追加公開の戦略づくりに腐心している。ハンナラ党は、盗聴資料の公開の際、「盗聴問題は、政治的争点や選挙戦略用ではなく、この国の自由民主主義を守るためのものだ」という大義名分を掲げた。

しかし、与党民主党の盧武鉉(ノ・ムヒョン)大統領候補の一本化候補確定後に吹いた「単風(単一化の風)」をさえぎるために、あわてて切った鎮火用「ビッグ・カード」であるという説が、説得力を得ている。そのうえ、ハンナラ党が情報提供者の保護を理由に、具体的な資料入手の経緯を話さないため盗聴根絶への意志が見えないことになり、盗聴資料を政治的に利用しているという批判世論も起こっている。

ハンナラ党は「内部告発者保護」を掲げ、盗聴資料の入手経緯と情報提供者について口を閉ざしているが、検察が本格的な捜査に入った時、資料と情報提供者を公開する用意があるとしている。

ハンナラ党は、否定的な世論を避けながら、盗聴資料の活用価値の極大化を考えているという。盗聴資料の第1回公開前に、実務補佐役らが2、3回会議を開いて、公開を十分に議論をしてから公開することに意見が一致したのもこのためだ。

党のある関係者は「われわれが確保した盗聴資料は、約1万ページの量で、10月に盗聴した資料もある」と述べ、ハンナラ党が確保した盗聴資料の量が膨大であることを示唆した。

ハンナラ党は、盗聴資料を公開した際、追加公開の可能性を幾度となくほのめかした。ある関係者は「近く第3回の公開があるだろう。ただ公開時期と方法をめぐって、現在意見が分かれている」と語った。

他の関係者は「われわれは金大中(キム・デジュン)大統領と国情院が、不法盗聴を認め、誤りを正するように時間を与えているのだ。対北政策を始めた金大中政権の国政運営の本質にかかわる致命的な資料を公開していないのもそのためだ」と述べた。

党内では、次回公開される資料には、主に大統領府と盧候補とのつながりを立証する内容があるといううわさが流れている。第1回資料は、主に民主党の大統領選候補予備選挙の過程における「盧風」操作の問題点を浮き彫りにした。第2回資料では、大統領府をはじめとする政権中心人物らの不道徳性を集中的に暴いた。残ったのは、この二つを結ぶことということになる。

結局、ハンナラ党は第3回盗聴資料の公開を通じて「盧武鉉=腐敗政権候補」というイメージを極大化させ、自分達が主張する「腐敗政権審判論」を立証する計算をしているようだ。



朴民赫 mhpark@donga.com