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帰ってきた「ビック・ツリー」崔煕渉

Posted December. 06, 2002 23:27,   

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「ビック・ツリー」崔煕渉(チェ・ヒソプ、23、シカゴ・カブス)が6日、成功して帰ってきた。1999年4月、メジャーリーガーの夢を抱いてアメリカに発ってから、3年8カ月ぶりの帰国だ。

「東洋人は投手なら知らないが、打者はメジャーリーグでは通じにくい」という先入観の中で、彼は「必ず成功してから韓国の地を踏む」と約束して発った。まだ「半分の成功」に過ぎないが、崔は自分との約束を守った。

彼が収めた「半分の成功」は今年9月以後のことだ。高麗(コリョ)大2年を中退してシカゴ・カブスと120万ドルで契約した後、マイナーリーグで涙に濡れたパンを食べながらチャンスが来る時だけを待っていた3年5ヵ月。

メジャーリーグのエントリー拡大で、崔はいよいよ9月4日、「ウェルカム・ツー・リグリー、ヒソップ・チェ」と書かれたフランカードが掲げられたシカゴ・リガリーフィールドでデビュー戦を持った。7回代守備で出て、打席では三振にとどまったが、韓国人打者の初のメジャーリーグ入門という象徴性は大きかった。

彼は9月9日、セントルイス・カージナルス戦で、7回2死後、132メートルの大型ソローアーチを描いた。自分の初のメジャーリグでの安打を本塁打で飾ったのだ。

9月の1ヵ月間、メジャーリーグ24試合で打率0.180(50打数9安打)、2本塁打、4打点を記録した崔は、マイナーリーグ有望主たちが集まったアリゾナの秋リーグで一回「今週の選手」に選ばれるなど、28試合で打率0.367(79打数29安打)に8本塁打、17打点、長打力0.759で、チーム内の打者の中で最高の活躍を繰り広げた。

メジャーリーグ・シーズンが終わった後、アメリカのスポーツ専門チャンネルであるESPNが選定した種目別最高有望主に、崔が野球を代表する選手として選ばれたのも、このような将来性が大いにアピールしたためだ。

195センチ、110キロの大きな体のため、同僚たちから「ビック・ツリー(大きな木)」というあだ名で呼ばれる崔は、来年度シーズンで主戦1塁手が有力視されている。LAドジャースで1塁手として活躍したエリック・カロス(35)がシカゴ・カブスにトレードされてきたが、シカゴ現地のマスコミは、これは「一種の保険」に過ぎず、主戦は崔煕渉のものだと展望した。

崔は当分の間、故郷の光州(クァンジュ)で休みを取ってから、今月末から大韓野球協会の演習場である南海(ナムヘ)演習キャンプで演習した後、来年1月中旬頃、アメリカに戻る予定だ。



金相洙 ssoo@donga.com