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大活躍の李サンミンとファン・ソンイン、チームは下位グループ プロバスケ

大活躍の李サンミンとファン・ソンイン、チームは下位グループ プロバスケ

Posted December. 06, 2002 23:25,   

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「自分だけがんばったってどうにもならないですよね」

李サンミン(30、KCC・イージス)、ファン・ソンイン(26、SK・ナイツ)。2選手は、所属チームをトップに押し上げたことのある韓国トップレベルのポイントガードだ。

スタイルも似ている。同僚に得点チャンスを与える役割にとどまらず、試合がうまくいかない時は、自らゴールリングの下を入り込んだり、サイドでシューティングの割合の高いシュートで、相手の勢いを抑える積極的な攻撃型だ。

李サンミンは、アシスト部門で試合当たり、平均7.33個で1位、ファン・ソンインは3位(6.72個)。得点でも、李サンミン(14.17点)とファン・ソンイン(11.22点)は、韓国選手のうち、それぞれ10位と18位に名を載せた。リバウンドも韓国選手だけを見てみると、李サンミンは3位(4.89個)、ファン・ソンインは10位(3.33個)。

延世(ヨンセ)大学の4年先輩と後輩関係である2選手が、今シーズンに同じく気苦労をしている。2選手共に、所属チーム内では最高の活躍を繰り広げているが、チームが連敗を繰り返し、なかなか下位グループから抜け出せずいるからだ。

1999〜2000シーズンのときにチームを優勝に導いた後、軍の兵役を終えてから復帰したファン・ソンインは序盤の不振を払って、最近、2試合連続29得点を記録しながら、最高の活躍を見せている。2試合連続して、3点シュートを6個も成功させた。しかし、チームは2連敗。

98〜99シーズンのときにアシスト王に上り詰めた李サンミンは、内心今シーズンで個人通算2回目のアシスト王を念頭に置いている。しかし、チームが下位圏を推移しているため、リバウンドや得点にも力を入れなければならない状況だ。最近、3試合で、すべて「トリプル・ダブリュー級」の活躍を繰り広げ、オールラウンドのプレヤーの役割を果たさなければならなかったのも、このためだ。

李サンミンとファン・ソンインは、周囲で「1人だけでプレーする」、「個人の記録だけを気にしている」という話しを聞くとき、一番悔しい。外国勢が相手チームの外国勢とのプレーで、リバウンドをうまくアシストできなかったり、簡単なパスさえミスしたりして、得点がすべての選手に分散できず、仕方なく数人の選手の役割を果たすしかない、と打ち明けた。

ファン・ソンインは「2ラウンドを終えた今、同僚のプレーが少しずつ蘇っていて幸い」とし、「チームのベスト6入りのためには、どんなことでもする」と話した。

李サンミンも「個人のタイトルにこだわっているのではないかという質問を受けるときが多いが、重要なのは個人のタイトルではなく、チームの成績である」とし、「勝利に向けてベストを尽くすのみ」と話した。



金尙浩 hyangsan@donga.com