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輸出採算性、2四半期連続で悪化

Posted December. 08, 2002 22:24,   

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今年の第3四半期(7〜9月)の輸出採算性が、第2四半期(4〜6月)に続き、2四半期連続で大きく悪化した。

韓国貿易協会が8日発表した「輸出採算性の現状」報告書によると、第3四半期の輸出採算性は、92.3で、第2四半期より3.1ポイント下落した。

生産費と比べた輸出価格水準を現す輸出採算性指数(95年100基準)は、昨年第4四半期(10〜12月)に98.3だったが、今年の第1四半期(1〜3月)に98.8と小幅な改善が見られた後、第2四半期に95.4に下落し、続いて、第3四半期には、再び大きく悪化した。

1年前と比較した輸出採算性も、第3四半期に6.0ポイント下落し、今年に入って、3四半期連続で下落傾向を見せた。

輸出採算性が急激に下落しているのは、ウォン高のため、輸出価格が大きく下落した一方、生産費は、賃金費用上昇の影響で小幅な減少にとどまったためだと分析された。

第3四半期の輸出価格指数(韓国ウォン基準)は、同じ期間、ウォン相場が5.7%の大幅な下落を見せ、前四半期に比べ、4.3ポイント下落した。

反面、第3四半期の生産費指数(韓国ウォン基準)は、0.6ポイント下落にとどまった。生産費が少ししか下落しなかった理由は、ウォン高で輸入資材費が減少し、社債収益率と貸出し金利が引き下げられ、金融費用も減少したが、賃金費用が大きく増加し、生産費減少効果に悪影響を及ぼしたからだ。

第4四半期のドルに対するウォン相場が現在の傾向なら、第3四半期より約2%上昇(韓国ウォンの価値下落)すると予想され、第4四半期の採算性は多少好転するものとみられる。

貿易協会傘下の貿易研究所のキム・コヒョン研究員は、「しかし、来年の全般的なドルに対するウォン相場の展望は、米国経済の不安にともなうドル安によって、今年の下落(ウォン高)が続く可能性が高い。輸出採算性を高めるため、輸出企業は労働生産性を向上させなければならないうえ、政策的にも企業貸し出し金利の引き上げを抑制しなければならない」と指摘した。



鄭美京 mickey@donga.com