米国務省のバウチャースポークスマンは9日、韓国で反米感情を触発させた在韓米軍装甲車による女子中学生死亡事件について遺憾の意を表明した。
同スポークスマンは、定例ブリーフィングで、韓国の反米感情を懸念しているかについての質問を受けて「われわれは韓国の状況について知っている」とし「最近2人の女子中学生が死亡したことについて非常に遺憾に思っている」と述べた。
同スポークスマンは続いて「ブッシュ大統領はその悲劇的な事件について、個人的な悲しみと遺憾の意を表明していて、類似の事件が再発しないよう韓国政府と緊密に協力したいと考えている」としたうえで「韓国の米国大使館と在韓米軍は、そうした事件が将来起きることを防ぐため、韓国政府と積極的に協議している」と話した。
また「同時に、われわれは、韓国に在住する米国人と在韓米軍の安全を保障するために、韓国政府と警察が努力していることに感謝の意を表明したい。大使館は正常に運営されている」と伝えた。
同スポークスマンは、在韓米軍の韓国駐留に触れ「われわれは韓国民を防御するためにそこにいる。われわれは、なるべく最上の方法で、正常な生活に最小限の不便をきたすようにしながら、そのことの遂行のために、韓国政府と緊密に協力している」と説明した。
ブッシュ大統領は先月27日、ハバード駐韓米大使を通じて、遺憾の意を表明しており、国防総省のラムズフェルド長官も5日、ワシントンで開かれた韓米安保協議会で個人的な悲しみと遺憾の意を表明している。
韓起興 eligius@donga.com