Go to contents

「リナックスはますます発展する」開発者リーナス氏来韓

「リナックスはますます発展する」開発者リーナス氏来韓

Posted December. 12, 2002 21:46,   

한국어

「リナックス」という巨大プロジェクトは、全世界の数百万人の開発者がともに参加した結果です。オープンソースコードを通じた自由な利用と協力がリナックス発展の原動力です」。——

マイクロソフト(MS)に挑戦するコンピューター基本ソフト、リナックスの創始者リーナス氏(33)が初めて韓国を訪問し、ソースコード公開の意味とリナックスのビジョンについて自分の意見を語った。

12日、ソウル新羅ホテルで開かれた講演で、リーナス氏は「現在、プログラム市場は参入障壁が高くなったため、少数の企業が独占している」とし、「プログラム・ソースコードを公開するのは、独占で被害を受ける企業はもちろん、政府の教育や行政政策も保護できる」と語った。

そして「私をコンピューター業界のマザー・テレサだと言っている人もいるが、私はこの仕事が好きで始めただけだ。世界を救うという大きな考えではなく、プログラミング作業そのものを楽しんでいる」と話した。

彼はまた、「大学時代、プログラムを作るのは簡単だと思って始めたが、12年経った今もこの作業に取りかかっている」と話した。

彼はMSの基本ソフト、ウィンドウズとの競争に関する質問に「MSが何をやっているのかは全然気にしていない」と笑った。

リナックスの将来については、「小規模システムに個人レベルで使われていた過去とは違って、金融機関のコンピューターなど大型コンピューターの使用が拡大されている。リナックスの技術と市場はこれからも成長しつづけるだろう」と展望した。

彼が91年、フィンランドのヘルシンキ大学に通っていた当時、開発したリナックスは、MSのウィンドウズとは違って、プログラムソースコードが公開されているうえ、無料で配布され、誰もが自由に使用できるのが特徴だ。

米国航空宇宙局(NASA)でスペースシャトルの運行に使われるなど、システムが安定的だと評価された。そのため、使用する人口は増加傾向にある。



李姃恩 lightee@donga.com