Go to contents

在仏韓国人、フランスの司法試験に2番で合格

在仏韓国人、フランスの司法試験に2番で合格

Posted December. 13, 2002 22:31,   

한국어

在仏韓国人の李仙英(イ・ソンヨン)さん(24)が、フランスの検事弁護士試験(CRFPA)に2番で合格した。

韓国人の女性がこの試験に合格したのは李さんが初めて。

李さんは2000年4月に亡くなった「最後の開城(ケソン)商人」韓昌洙(ハン・チャンス)さんの孫娘。韓昌洙さんは生涯、開城商店を営み、朝鮮人参を売って集めた金を金泳三(キム・ヨンサム)元大統領、金大中(キム・デジュン)大統領など過去の野党政治家に条件なしで提供し、政界をはじめ学界、芸術界など各界の人々と幅広い交流のあった人物だ。

パリ第5大学で学士と修士を終え、博士論文の提出のみ残していた李さんは、5000人の志願者の中から600人だけが合格した今回の試験で、フランス人の男性に続いて2番で合格した。

4歳のときの82年、留学に行く母親の韓相仁(ハン・サンイン、弘益大学講師)さんと一緒にフランスに行った李さんは、これまで10回ほど韓国を訪問したのを除けば、ずっとフランスで暮らしたが、難しい漢字を除いては流暢な韓国語を話す。

これも母親の韓さんの徹底した教育のおかげだ。家では必ず韓国語を使い、電話のメモもハングルでしなければならなかったという。李さんは英語やスペイン語もぺらぺらだ。

李さんは昨年司法試験を受けるために、やむを得ず国籍をフランスに変えた。

しかし、李さんは友達にフランスの名前のカミル・リ(Camille Lee)の代わりに韓国の名前のイ・ソンヨン(Sun Lee)と呼んでほしいと言っている。

今後2年間は恵まれない人々のためにボランティアで弁護活動を行った後、本格的に弁護士としての活動を始める計画だ。李さんは世界10位に入る英国系のローファーム「クリフォード・チャンス」で働く予定。

李さんは「国際商法や合併買収の専門弁護士になりたい」と抱負を語っている。



金善宇 sublime@donga.com