2003年度の大学入試定時募集願書の受け付けが終わった13日、受験生の下向き安全志願の傾向が顕著に見られるなか、上位クラスは本来の希望校に多く志願し、中・下位クラスは様子見で最後の土団場で志願者が一気に集まり、高い競争率を見せた。
今年も人気学科の競争率は依然として高かったが、最近、社会問題となっている理工系の志願忌避現象で自然系列と工科大学の競争率が相対的に低かった。
今年からは大多数の大学がインターネットでの願書受け付けを導入して便利になったこともあるが、アクセス不良とサーバーのダウンなど、改善すべき点も多いと指摘された。
▲志願傾向〓ソウル大学は13日午後3時現在、3022人の募集に7683人が志願し、2.54倍の競争率を見せた。
だが、定時志願の最低基準が昨年の修学能力試験の1等級から、今年は2等級に緩和されたことで志願者が増え、最終的な競争率は昨年(2.59倍)より高くなる見通しだ。
人文大学2.69倍、社会科学大学2.23倍、法科大学2.70倍、経営大学2.33倍、医科大学3.74倍、薬学大学2.07倍、工科大学工学系列2.99倍と人気学科は高い競争率を見せたが、自然系列は低かった。
高麗(コリョ)大学のソウル・キャンパスは、2554人募集に6444人が志願し、平均2.52倍の競争率を見せた。
法科大学3.90倍、医科大学2.81倍、国際学部3.92倍、体育教育科5.32倍、西洋画科4.60倍の競争率を見せた反面、電気電子工学部1.75倍、建築土木環境工学部1.67倍などとソウル大学と同じく自然系の競争率が低かった。
延世(ヨンセ)大学のソウル・キャンパスは、2.83倍の競争率の中で、△医科2.88倍△歯科2.51倍△人文系列2。3倍△社会系列(商経系列を含む)2.27倍△理学系列3.03倍△工学系列3.18倍だった。
全体的に下向き安全志向の中で、上位クラスの受験生が浪人を念頭に置いて、希望校に志願する傾向を見せ、ソウル大学、高麗大学、延世大学、浦項(ポハン)工科大学など上位クラス大学の競争率が高くなった。
だが中下位クラスは、修学能力試験(修能、日本のセンター試験)の成績が昨年より落ち、最後まで志願学科を決められずに様子見をする受験生で受付が混雑した。
分割募集大学の競争率も高く、漢陽(ハンヤン)大学の「タ」群は44.7倍を記録。一方、願書の受け付けが13日終わり、全国193校の4年生大学は、14日から来年2月5日まで、「カ」、「ナ」、「タ」群別に論述、面接などの試験を行う。
▲インターネットでの願書受け付け〓今年から164校がインターネット願書受付制度を導入し便利を図ったが、サーバーのダウンで多くの受験生が不便をこうむった。
インターネット受け付けを代行する2社のサイトは11日、12日に受験生が一気にアクセスしたことで、サーバーの容量をオーバーし、アクセスの速度が遅くなったり、一時はダウンしたりして受け付けが遅れた。
だが、受け付け締め切りの13日は、ソウルの主要大学が前日にインターネット受け付けを終えた後だったため、これと言った問題はなかった。
イ・ヘジュ(18、現代高校3年)さんは、「数分間でインターネットで願書を提出し、競争率も逐次確認することができてよかった。でも(受付)現場よりもアップデータが遅く、受付現場の雰囲気をつかみにくいというのが短所だ」と語った。
浪人のイ・ジュンホ(20)さんは、「インターネットだけで願書を受け付ける大学に志願したが、クレジットカードの番号を入力する瞬間に立て続けにエラーが生じて、決済ができたかも確認できなくていら立つなど不便を覚えた」と話した。
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