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「マットンイとビシリ」の、思い出の爆笑ステージ

「マットンイとビシリ」の、思い出の爆笑ステージ

Posted December. 15, 2002 22:36,   

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ビシルビシル(痩せすぎてひょろひょろした様子をニックネームにした)鞖三龍(べ・サムリョン)、マクトンイ(末子を別の呼び方)具鳳書(グ・ボンソ)

コメディー界の大御所、具鳳書と鞖三龍氏の2人によるコメディー爆笑ステージが再演される。76歳、同い年の2人は、韓国のスラップスティック・コメディ(ドタバタ喜劇、Slapstick comedy)の元祖。40年代半ば、ソウルの街外れにある劇場で出会って以来、軍芸隊での生活をともにしており、68年、MBCテレビ局の「笑う角に福来り」というコメディー番組以来、抜群のコンビコメディーを披露してきた。鞖氏は「ゲダリダンス(両足のひざを曲げ、交互に揺らしながら踊る)」と間抜けな演技で、具氏は上品な笑みとおぼつかないしぐさで、満都の笑いを誘った。

このほど、鞖氏は呼吸混乱でICUに入院していたが、病勢が好転して16日に退院する予定。鞖氏は、しっかりした声で「入院したついでに、人間ドックに入って健康診断を受け、胃腸や大腸をきれいに『掃除』してもらって、新しくなった」とご機嫌の様子。

2人のコンビのステージは、24日午後7時、ソウルリべラホテルのメローズホールで行われる「爆笑クリスマス・ビッグ・ショー」で、ディナーショー形式。2人は、今年5月の父母の日前後の楽劇「あの頃の、あのショーをご存知ですか」の舞台を3回も演じて、年を感じさせない円熟した芸を披露し、かつてのファンからかっさいを浴びた。

今回のステージは、京畿道ヤンピョンにある体の不自由な障害者施設の「チャンインウォン」を支援するためのチャリティー公演。2人はノーギャランティーで出演する。鞖氏は「この年になって、誰かを助けることほど幸せなことはない」と語る。

鞖、具氏の両人は、かつてヒットしたコンビコメディー「下町の床屋さん」などを披露する。「下町の床屋さん」は、床屋(具鳳書)と助手(鞖三龍)の間で繰り広げられるドタバタコメディーで、70年代に人気を集めたコメディーだ。

MBCテレビ局の「笑う角に福来り」の人気コーナーも再演する。「ビシルビシル鞖三龍のスペシャルステージ」では、こっけいな服を身につけた鞖三龍が、ユニークなファッションショーを披露する。

鞖氏は「コメディーに関する私の持論は、台詞や動作の変調ではなく、山奥で何十年も過ごした人が、ある日突然華やかな明洞(ミョンドン)の街中にやってきた時の、感情を表現すること」だと語る。

後輩コメディアンの李(イ)ヨンジャさんが共演する。彼女は「このお2人の先輩は、韓国コメディーの拠りどころであり、後輩の鑑みです」と話す。「デモリチョンガー(はげ頭のチョンガー)」を歌った歌手の金(キム)サンヒ、70年代劇場ショー時代の名コンビ「ホンへ、ナムチュン」らも出演する。14万ウォン。02—541—6447、8



heo@donga.com