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「安定か不安か」「戦争か平和か」浮動票獲得に総力戦

「安定か不安か」「戦争か平和か」浮動票獲得に総力戦

Posted December. 15, 2002 22:12,   

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野党ハンナラ党の李会昌(イ・フェチャン)、与党民主党の盧武鉉(ノ・ムヒョン)大統領候補は、15日にそれぞれ記者会見を開き、浮動票獲得に向けてし烈な論戦を繰り広げた。

なかでも李候補は「安定か、不安か」を、盧候補は「戦争か、平和か」を有権者の選択基準として提示し、この2つの問題が選挙終盤の争点になる見通しだ。

李候補は、党本部での特別記者会見で「この5年間、朝鮮民主主義人民共和国(北朝鮮)を支援して、北に引きずられたあげく、返ってきたのは核開発だけだ。失敗した太陽政策を引き継ぐ盧候補は、核問題解決を語る資格がない」と述べ、他の大統領選候補らに、北朝鮮に核開発放棄を促す署名運動をすることを提案した。

また「国民に一言の相談もなく、即興的に発表した首都の移転は、5年前の議院内閣制の公約と全く同じだ。急進的で、言葉をたびたび変える民主党と盧候補は、心もとない」と述べ、自分への支持を訴えた。

李候補はとりわけ、「盧武鉉—鄭夢準(チョン・モジュン)協力」について、「国民統合21の鄭代表が、大統領の固有権限である統一・外交・安保分野を担うなら、大統領は何をするのか。この共同政権が誕生すれば、現代グループに対する公的資金支援、4億ドル対北支援疑惑のほかに、各種腐敗ゲートの真相究明が永久に不可能になるだろう」と主張した。

一方、民主党の盧候補も、党本部で記者会見を開き「『対決』を叫ぶ李候補が大統領になれば、韓半島に戦争の不安が生まれ、外国投資家が引き潮のように離れるだろう。戦争も辞さないとする者に、大韓民国の運命を任すことはできない」と主張した。

さらに、北朝鮮の核問題について「すべての問題は対話で解決しなければならず、北朝鮮の核放棄と経済協力、経済制裁の撤回、北朝鮮体制の保障などを一括妥決しなければならない」と強調した。しかし、李候補の署名提案については「問題を解決すべき政治指導者が署名に参加することは、責任を回避することだ」と拒否した。

盧候補は行政首都移転の公約について、「ハンナラ党の『住宅価格の暴落』主張は、政策検証を口実とした術策であり、無責任な扇動政治であり、古い政治の見本だ。次期政権の任期内に(新行政首都の)基盤工事を行なうが、2010年頃に移転を始めることで、経済と社会に衝撃を与えないように、段階的に進める」と主張した。



鄭然旭 夫亨權 jyw11@donga.com bookum90@donga.com