三星(サムスン)の出身者らが相次いで韓国に進出している電子や情報技術分野の外国企業の最高経営者(CEO)となっている。
16日に電子や情報技術(IT)業界によると、ここ数年間に ゼネラル・エレクトリック(GE)、ソニー、オリンプス、富士通など、世界的な電子メーカーの韓国法人のCEOに相次いで選任され、注目されている。現在、外国電子メーカの韓国法人のCEOや高位役員の中で三星電子、三星SDSなど、三星の系列社の出身者らが10人余りにのぼっている。
GEコリアには、今月末に退任する姜錫珍(カン・ソクジン、63)会長の後をついで李采郁(イ・チェウク、56)社長がCEOとなった。李社長は三星物産の出身で、GEと三星が合資した三星GE医療機器の代表としてGEと縁を持ちはじめたが、姜会長の勧めでGEへくら替えすることになった。GEメディカルシステムズのアジア地域の副社長を経て、5月に韓国法人のCEOに昇進した。
ソニーコリアの李明祐(イ・ミョンウ、47)社長は、三星電子に勤務する際に、英国、米国、中東などで営業を行っていた海外マーケティングの専門家。昨年に北米総括の家電営業担当商務を最後に、ソニーにくら替えした。
オリンプス韓国の方日錫(パン・イルソク、39)社長は、三星電子の日本の駐在員として勤めて、2000年に日本のオリンプス本社からスカウトを提案されており、韓国富士通の安京洙(アン・キョンス、50)社長は、三星グループの会長秘書室取締役と三星電子PC事業本部長を経て、1996年に富士通へ勤め先をかえた。
そのほかに、つい最近まで韓国MS社長を務めていた金・チェミン・トジョンデジタル社長と韓国オラクル副社長を務めていたユン・ハンサングMiBテクノロジー副会長は、いずれも三星SDSの出身者らであり、金インテ前韓国GE照明副社長は三星SDIの出身だ。
申然鐏 ysshin@donga.com