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市場把握・営業の中枢社員 4社に3社が不足

市場把握・営業の中枢社員 4社に3社が不足

Posted December. 17, 2002 23:15,   

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韓国企業は核心的な人材の不足で頭を悩ましている。企業4社のうち3社はマーケッティングや営業などの分野での「核心的人材の空洞化」現象を訴えている。

韓国商工会議所は、ソウル地域の製造会社220社を対象に「企業の核心人材難の実態」調査を行い、その結果を17日発表した。それによると、全体の73.3%が「核心人材が不足している」と答えたことがわかった。

三星(サムソン)経済研究所が最近発表した報告書でも、こうした現象を裏付ける結果が出ている。グローバル企業を5点とした場合、韓国企業の核心人材の確保は2.15点の水準。三星、LG、SK、現代(ヒョンデ)自動車グループなど主要大手企業は核心人材の確保のために国内外で呼び集めているが、その余力がない中小企業には「夢」のような話だ。

▲どれだけ不足しているのか〓携帯電話メーカーのアピールテレコム社の朴(パク)ボンウ・チーム長は、「対中国の輸出増加で技術分野の人手不足で、高級エンジニアを探すのが困難だ」と述べた。

韓国商工会議所によると、一部の大手企業を除いた企業の核心人材確保は、深刻な状態である。

核心人材難の分野はマーケッティングと営業(42.4%)、研究開発(26.6%)、企画(14.8%)の順で、会社の収益と競争力を左右する分野で、高級人材が大きく不足している。

情報通信政策研究院も最近発表した報告書で、2002〜2006年まで不足している情報技術(IT)の専門人材は、累積で9万9000人に達するとし、「核心人材の慢性的な不足事態」を警告した。

▲核心人材の流出、深刻〓大手家電メーカーのB社は最近、マーケッティング核心幹部を競争的な立場にある外資系企業に引き抜かれたことから、来年度の売り上げ目標達成に問題が生じるのではないかと懸念している。この幹部はマーケッティング・プランを陣頭指揮した人物で、「売り上げ目標の10%をふいにする」と会社の関係者はこぼした。

今回の調査の対象企業、220社のうち58.1%が「核心人材の流出経験がある」と答えた。これらの企業は核心人材の流出で、代替人材の確保による金銭的な損失、知的財産、ノウハウの流出など直・間接的な損失があったと話している。

科学技術部が最近、国内の23の政府拠出金の研究所を対象に行った調査でも、1998年以降、計216人の研究員が就職、移民、留学の形で海外に出ていったことが分かった。



李康雲 kwoon90@donga.com