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「政権獲得後」に言及 両候補、大詰めの得票に向け総力戦

「政権獲得後」に言及 両候補、大詰めの得票に向け総力戦

Posted December. 17, 2002 23:03,   

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野党ハンナラ党の李會昌(イ・フェチャン)、与党新千年民主党(民主党)の盧武鉉(ノ・ムヒョン)各大統領候補は、投票日を2日後に控えた17日、それぞれ記者会見を開くなど、大詰めを迎えて浮動層の心を捕える総力戦を繰り広げた。

李候補は、忠鋻(チュンチョン)南道庁の記者室で会見し、行政首都の忠鋻圏移転を巡る論議について「現政権は5年前には議院内閣制で、その後は農家負債の帳消しで2回も国民をだましたうえ、さらに首都移転で3回もだまそうとしている」とし、「6兆ウォンで首都を移転するということは、常識的に不可能なことであり、首都移転公約は忠鋻道を土地の投機場にするに違いない」と批判した。

そして大田(デジョン)に科学技術部と情報通信部などを移して科学技術部門の首都にし、大統領の別荘である駙南台(チョンナムデ)を青少年生態学習パークにするのをはじめ、△安眠島(アンミョンド)にディズニーランドを誘致△忠清北道にユニバーサル・スタジオを誘致など「忠清圏発展の10大公約」を発表した。

李候補は特に、自由民主連合の金鍾泌(キム・ジョンピル、JP)総裁の中立宣言に対し、「私はJPに安定と希望を与える国家指導者になる自信があると約束したことがあり、JPも深く考えるはずだ。血と汗を流して築き上げた大韓民国が、急進勢力の手で崩壊するかも知れない状況では、国家元老の経験と知恵が必要である」と話した。

李候補は会見に先立って、ソウル永登浦(ヨンドュンポ)にある中央(チュンアン)交番を訪れ、「ある程度の範囲では警察の独自な捜査権と範囲を認めて行く必要がある」とし、戦闘警察官と義務警察官を段階的に正規警察官に代替させ、また、女性警察官の採用も拡大すると約束した。

朴槿惠(パク・グンヘ)選挙対策委員会共同議長も、党本部で会見し、「行政首都移転問題は亡くなった父(故朴正熙元大統領)が検討だけに4年もかかったのに、盧候補が任期内に終わらせるというのは性急である」と批判した。

一方、盧候補は、党本部で会見し、「金大中(キム・デジュン)政権の腐敗と失政に責任がある勢力に対して、法的・政治的に相応する責任を負わせるようにする」とし、「(政権につけば)彼らが新政権の国政に参加することは決してないだろう」と強調した。

盧候補はまた「当選と同時に民主党を改革し、就任前に目に見える成果を引き出すつもりだ。再創党または新党を作る方案も積極的に検討できると思う。また、この過程で党の門戸を全面開放し、特定地域にかたよらない全国統合政党を建設する」と強調した。

そして「門戸開放は挙国一致内閣を念頭に置いたものか」という質問に、盧候補は「排除しないつもりだが、まだ挙国一致内閣までは考えていない」とし、「両党の基盤が地域的にかたよっており、どちらが政権についても再び半分の政権になるしかないのではないかという、多くの国民の懸念をきれいに払い落とすという意味だ」と説明した。

政権を作る場合の人事政策について、「縁故主義、情実主義、地域主義を打破し、全国的に広く人材を集め、適材適所に配置する人事大革新を断行する」とし、「大統領選挙で功を立てた人だといって無条件に国政の責任ある地位を与えることは決してしない」と話した。



鄭然旭 金正勳 jyw11@donga.com jnghn@donga.com