韓国サッカーを率いる代表チームの次期監督は誰だろうか。
ワールドカップ(W杯)の4強神話をけん引したフース・ヒディンク(PSVアイントホーフェン)監督に次ぎ、韓国サッカーのさい配を振るうことになる外国人監督候補が2人に絞られ、23日にも発表される。
大韓サッカー協会の趙重衍(チョ・ジュンヨン)専務は22日「これまで手探りを続けてきた結果、最終的に2人の候補に絞られた。明日、2人について公表することになるだろう」と明らかにした。
同協会の賈三鉉(カ・サムヒョン)国際部長は、最近、欧州で2人の外国人監督と接触し、監督を受け入れる意向を確認したという。
候補に挙がっているのは、アリゴ・サッキ(56)元イタリア代表監督、ウンベルト・コエーリョ(52)元ポルトガル代表監督、ブルーノ・メツ(48)前セネガル代表監督、ロジェ・ルメール(61)前フランス代表監督。
W杯の94年米国大会にイタリア代表を率いて出場し、準優勝に導いたサッキ監督は、イタリアの名門クラブ、ACミランのさい配を取った経験のあるベテランの指揮官。
コエーリョ監督は、ポルトガルの名門チーム、ラマルデネンセ、ベンフィカを経て、パリ・サンジェルマンでプレーし、ポルトガル代表としても活躍した元スター選手。2000年の欧州チャンピオンズ選手権で、ポルトガルを4強に導き、指導力を認められた。
また、フランス人のメツ監督は、2002韓日W杯の1次リーグで、A組で世界最強のフランスを破り番狂わせを演じ、セネガルの8強進出を仕立てた主役だ。
2002韓日W杯で、フランスが1次リーグ敗退した後に解任されたルメール監督も、下馬評に挙がっているが、現在、チュニジア監督として活躍しているのが影響要因だ。
このほかにジャケロニー(49)元イタリア監督、オリベイラ前ポーランド監督なども候補として取り上げられている。
サッカー協会は、来年1月中に代表監督を選任する予定だが、次期監督は、来年3月初めに韓国入りし、3月29日に行われるコロンビア代表との国際Aマッチで監督デビューすることになりそうだ。
stt77@donga.com