3日から、ソウル世宗路(セジョンノ)交差点での大規模な「ロウソク集会」が禁止され、ロウソク集会で発生した違法行為の主謀者と関連者は処罰される。
警察庁は2日、「在韓米軍装甲車による女子中学生死亡事件と関連したロウソク集会が元々の純粋な追悼行事から、反米、暴力デモへと順次変質しつつある」とし、「追慕の文化行事は保護するものの、違法行為に対しては強力に対処するだろう」と述べた。
警察は「今後、夜間や外国大使館から100m以内の場所での集会の禁止や道路占拠の禁止など、規制事項を厳しく適用する考えだ」とし、「法秩序確立のレベルから、追悼行事に見せかけたデモはこれ以上許さない」と語った。
このため今後は、昼間に世宗路交差点の歩道で行われる小規模のロウソク集会(追悼行事)は認められるが、夜間に世宗路交差点の道路を占拠したうえで、数万人が集まる大規模な「ロウソクデモ」は全て違法と見なされる。また、大使館から100m距離の場所では、昼間の小規模な文化行事だけが許可される。
警察は1日、ソウル光化門(クァンファムン)の「市民に開かれた広場」に設けられた「ヒョスン・ミソン両女子中学生を追慕する座り込み場」に警察の2個中隊を投入し、座り込みをしている参加者を解散させた後、テントなどの施設を全て撤去した。
警察は「昨年12月31日、女子中学生追慕全汎国民対策委員会(汎対委)の一部会員らがロウソクデモの途中、シンナーと綿棒を持ち込んで、警察バスのタイヤを破損した」とし、「これらの座り込みも純粋な追悼行事ではなく、デモの座り込みと判断し、こうした措置を取った」と説明した。
警察はまた、12月31日のロウソク集会の途中、約100人の市民が、朝鮮(チョソン)日報社の建物に約100個のたまごを投げつけ、警察バス2台と警察装備が破損されており、この過程で約10人の市民と警察が負傷したと明らかにした。
これに対して汎対委は2日、記者会見し「追慕のための座込み場を強制的に撤去したのは、女子中学生死亡事件への解決意志がないことを見せてくれたものだ。ロウソク集会や1人で行うデモに参加する市民を全国から募集し、追悼行事を続けていく」との立場を表明した。
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