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朴重勳のハリウッド進出作「チャーリーの真実」が封切り

朴重勳のハリウッド進出作「チャーリーの真実」が封切り

Posted January. 02, 2003 23:04,   

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映画「チャーリーの真実」は「羊たちの沈黙」などを演出したジョナサン・デミー監督がメガホンを取って、ケーリー・グラントとオードリー・ヘップバーンが名演技を披露した1963年作「シャレード」をリメークした作品だ。関心を引く要素も多いが、主人公も観客も始終「チャーリーの真実」を探すのに忙しく気が気でない。

お金持ちの美術品仲介商チャールズ・ランバートと結婚しパリで新居を構えた美貌のレジーナ(サンディー・ニュートン)は、仕事を言い分けに常に家を留守にする夫との離婚を決心する。ところが、気分転換がてら友達と旅行に行ってきたレジーナを待っていたのは、夫の死亡の知らせと夫に関する驚くべき話だった。彼女の夫はチャールズ、チャーリーなどに随時に名前を変えながら身分を偽装して生きてきた人だったのだ。

途方に暮れている彼女を、旅行中に会ったジョシュア(マーク・ウォルバーグ)が訪ねてきては彼女を助けると自ら乗り出す。また、李イルサン(朴重勳)などの3人組はチャーリーが隠した600万ドルのダイアモンドを出せと、レジーナを脅かす。混乱に陥ったレジーナは主人の手帳のメモを手がかりに事件を解いていく。

「チャーリーの真実」は、映画の終盤で主人公がいちいち事件の全貌を説明するまで、ストーリーをややこしくする。観客は早くから「パズルを合わせる面白さ」をあきらめてしまうので、最後の反転も興味を引くには力不足のようだ。

韓国の観客は「チャーリーの真実」が朴重勳(パク・ジュンフン)のハリウッドメジャー映画進出作ということにだけ満足するしかなさそうだ。

朴重勳の比重はそれほど大きくないが、台詞も正確で、表情演技も生き生きとしている。デミー監督は、映画「情け容赦なし」での朴重勳の演技に感銘を受け彼をキャスティングしたうえ、雨降る路地のシーンもこの映画から取り入れたそうだ。12歳以上観覧可。10日封切り。



金秀卿 skkim@donga.com