Go to contents

大統領引き継ぎ委「全羅道偏重人事」調査し是正へ

大統領引き継ぎ委「全羅道偏重人事」調査し是正へ

Posted January. 03, 2003 22:33,   

한국어

大統領職引き継ぎ委員会は、特定地域に偏っている金大中(キム・デジュン)政権の政府人事の実態を把握するために、中央人事委員会に関連資料の提出を要請したと発表した。

引き継ぎ委の金秉準(キム・ビョンジュン、国民大学行政大学院長)政務分科幹事は3日、記者団に対し、「主要部署内で全羅道(チョルラド)出身者の偏重人事についての不満が高いという指摘を聞いている。実際に偏重人事の程度がどれほどなのかを把握するために、中央人事委に関連資料の提出を求めた」と述べた。

中央人事委は、3級以上の高級公務員約1000人の人事ファイルと、彼らの地域別・出生地別の割合と出生当時の地域別人口分布資料などを保管しているとみられている。

金幹事は「引き継ぎ委は偏重人事の実態を優先的に分析した後、もし全羅道出身者の偏重人事が明らかになれば、その原因まで徹底的に分析し、公務員人事に複雑な政治的な力学関係が絡んでいるかどうかも突き止める」と述べた。

また、「盧武鉉(ノ・ムヒョン)次期政権は、地域問題で自由なため、権力の実力者が密室で人事ファイルを蓄積したり、公営企業の監事を数人でひそひそ話し合って任命するようなことはないだろう」と強調した。

引き継ぎ委は政府所有の公営企業の社長を任命する際、天下り人事を排除し、民間の大企業の最高経営者(CEO)と同様の選定基準を導入することにした。さらに引き継ぎ委は、現政権の4大改革推進課題のうち、公共部門の改革が一番ぜい弱だった原因が公営企業での人事政策が失敗したためと結論付け、三星(サムスン)、LG、SKなど、民間の大企業の人事担当役員、外資系のコンサルティング会社、ヘッドハンティング会社から人事システムについて諮問を受けているという。

金秉準幹事は、「とくに現政権下で、責任経営が不透明な公営企業の監査役に天下りの人事が少なくなかったのが事実だ。盧次期大統領は『すべてのことは人事から始まる』と重ねて強調しているだけに、こうした問題点を見直す」と付け加えた。



崔永海 yhchoi65@donga.com